« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »

2008年9月

ギターの指板上にコードを見つける―2(和音の構成)

基本形として5つのコードを取り上げました。

  E
  G
  A
  C
  D

この5つのコードは全てメジャー・トライアド(3和音)です。っていう事は、

  ルート(1度)
  3度(M3)
  5度(P5)

の5つの音から成り立っているはずです。

でもギターの場合、1,3,5度と五線譜上に綺麗に並べたような和音を鳴らすのは
むしろ、まれな事です。弦楽器特有の制限があって、鍵盤楽器のように自由なボイシング
(音の選択)ができないからです。

ギターで一度に鳴らすことのできる音は最大で6つまで(6弦ギターの場合)だし、
弦を押さえて音を選ぶ事のできる指は4本(親指使ったり右手も使ったりすれば
もっと選択肢が増えますけど)で、指の届く範囲の音しか鳴らせません。


でもありがたい事に、1,3,5度の音さえ鳴ってれば和音って成り立つんです。
順番とか、音が重複してるとかはあまり気にしない。

例えば一番低い音が5度で、そのオクターブ上に1,3度が鳴ってるとかでもアリです。
(こういうのを回転コードなんて呼んだりします)


A_2 









ギターで奏でるコードっていうのはほとんど回転コードです。

指の届く範囲にある音が制限されてしまっているので、苦肉の策ともいえますが、
だからこそギター独特の響きが生まれるっていう気もします。


もっと言っちゃえば、音を省略するのだってアリです。

3度を省略して1度と5度しか鳴らさないとか(パワー・コードと呼ばれるヤツですね)、
響きを耳で確認してOKと思えばそれでOK。

逆に、3和音なのに音を5つも6つも鳴らしたって構いません。

例えば、オクターブ高い同じ音を重ねたり、まったく同じ高さの音を別の弦で
鳴らしてみたりとか(ユニゾン)。
むしろギターの場合はそれが常套手段だったりします。


回転させたり音を重ねたり省略したり、当然ですが耳に聴こえてくる響きに
多少の違いが出てきます。でも和音の機能上は変わらないんですね。
コード・トーンさえ換えなければコードネームは変わりません。

それを踏まえて、次回は基本コード・フォームの中身を見てみましょう。

※全然まとめになってないような・・・ダラダラとかなり長くなりそうな予感・・・・・

ギターの指板上にコードを見つける―1(5つの基本形)

理屈が分かっても実際にギターの指板上で和音を奏でられなきゃ意味が無い!!
っという事で、ギターにおけるコードの押さえ方をザックリまとめたいと思います。

コードのダイアグラムを紹介しているサイトは一杯ありますし、
コード本も楽器屋に行けばいくらでも置いてあるのでここではそういった
網羅的なまとめではなく、基本形のから発展させて様々なコードを簡単に
作り出していけるように情報をまとめてみたいと思います。


まずは基本形から。ギターのコードで基本といえば開放弦を使ったロー・コード!!
かどうかは定かじゃありませんけど、この5種類のコードは初心者のうちに覚えて
おくべきコード・フォームだと思います。

  E (Eメジャー)
  G (Gメジャー)
  A (Aメジャー)
  C (Cメジャー)
  D (Dメジャー)

の5つです。

絵を作るのが大変なので、
http://music.j-total.net/cd_book.html ここで確認してください・・・

人様のサイトですが、いろんな曲のコード進行と歌詞が見れたりと
何かと便利な J-Total Music さんです。


ページを開くとコード名がずらずらと羅列してあります。

ルートごとに、いろんな種類のコードが整然と並んでますね。
これを全部覚えろといわれても途方にくれるかもしれません。
でも全部覚える必要なんて無いんです(最終的には覚えてしまうでしょうけど)


機械的に丸暗記して欲しいのは上に挙げた5つのコードだけ。
後は3和音(トライアド)と4和音(セブンス・コード)の知識と
テンション・ノート(エクステンション)の知識さえあればどんなコードでも楽勝です。

次は基本形の中身についてもう少し詳しくまとめてみたいと思います。

レスポールが戻ってきました

指板修正とリフレットという大手術を終えてレスポールが帰ってきました!!
出費が・・・・・・・ まあ、それはいいとして。

フレットか綺麗になるだけでなんだか見違えるほど若々しく見えるもんですねぇ

さっそくオクターブ調整をしてみると、ズレまくりにズレいていた12フレットの音が
見事に調整できてしまう!!

当たり前の事でしょうけど感動してしまった。

6弦の鳴りだけ妙にレベルが低かったりして、もうチョイ微調整が必要ですが、
それはボチボチやっていきたいと思います。

でも一番の問題は・・・・フェンジャパのTL52。
レスポをリペアーに出すために買ったテレキャスターなんですけど。
コレの音が、やばい。気持ちよすぎる。軽いし。

早いとこレスポールの調整をやって、気持ちのいい音が出るポイントを探らないと
またまた押入れの中に押し込まれてしまいそう。

彼の受難はまだまだ続きそうです。

テンション・コードについての言い訳的まとめ

テンション・コードとはなにかを一口で説明するのは難しいっす、
わたしのできる範囲をこえてます。

なので、極々簡単なものに留めておいて、先々にもっと詳しくまとめなおそうと思います。


4和音というのはざっくり述べれば、ルートの上に3度ずつ離れた音を3つ積み重ねたもの
(例外の部分には目をつぶりましょう)

ここまでの4つの音は和音の構成音で、その和音を構成する根幹になるものです。
この和音に構成音以外の音(装飾的な音)を加えたものをテンション・コードと言い、
その装飾的な音の事をテンション・ノートと呼んで、和音の構成音とは区別して捉えます。


では簡単なテンションコードの作り方です。

細かい事はぜ~んぶ無視してザックリと述べさせてもらえば、
4和音の4つ目の音、つまり7度の音の上に更に3度ずつ音を積み重ねる、それだけ。



Photo
















度数の表記ですが、1度(ルート)のオクターブ上を便宜上8度と呼びます。
そのまま8度、9度、10度・・・となるわけですが、オクターブが違うだけで

 8度=1度
 9度=2度
10度=3度

である事には違いません。

何もかもすべてに目をつぶって結果だけ示します。
テンション・ノートとして使える音というのは、

 9度  (2度)
11度 (4度)
13度 (6度)

しかないっていう結論になります。(#9とか♭9とかも含むと思ってください)

もう小難しい事は抜きにしてコレでいいじゃん、だめ?

4和音(セブンス・コード)のまとめ

3和音に引き続き4和音もまとめてしまいます。

4和音だから音4つ、そのまんまですね。
3和音が理解できれば4和音も楽勝です。
なぜなら3和音の上にもう一個音を積上げてるだけですから。

※音程ってなんだっけ?って場合はここをもう一度参照→(メジャー・スケール2



1. メジャー・セブンス・コード [ CM7 / C△7 ]

1_4 






メジャー・トライアドにM7を加えたコードです。

通常メジャー・トライアド・コードはCMとかC△などとは表記しないので、
CM7のM7はメジャー・セブンスの事だと理解して下さい。
CM(Cメジャー)+ 7(セブンス)という意味ではありません。




2. セブンス・コード [ C7 ]


2_3





メジャー・トライアドにm7(マイナー・セブンス)を加えたコードです。

加える音はあくまでもm7(マイナー・セブンス)ですが、だからといって、
Cm7とはなりません。それではCm+7なのかC+m7なのか区別できないですよね。

これはこういう表記の決まりだと諦めて覚えましょう。メジャー・セブンスはコードの
表記では“M7”、マイナー・セブンスはただの“7”




3. シックス・コード [ C6 ]


3_2





メジャー・トライアドにM6の音を加えたコードです。

M6の場合も、m7と同じようにただ単に“6”と表記するだけです。
CM6っていう表記は記憶にないのでたぶん・・・きっと無い・・・(あやふやですいません)



4. マイナー・メジャー・セブンス・コード  [ CmM7 / Cm△7 ]

4_2





マイナー・トライアドにも7thや6thが乗っかります。
これはマイナー・トライアド+M7のパターンですね。




5. マイナー・セブンス・コード [ Cm7 ]

5





マイナー・トライアドにm7(マイナー・セブンス)を加えたコード。

このCm7という表記のm(マイナー)はCmトライアドを意味します。
m7の音はコードの表記ではただ単に“7”とだけ記すというのは
セブンス・コードのC7と一緒です。




6. マイナー・シックス・コード  [ Cm6 ]

6





マイナー・トライアドにM6を加えたコード。
M6もコード表記では”6”とだけ記します。



7. オーギュメント・セブンス・コード  [ Caug7 / C7(#5) / C7(+5) ]

7





オーギュメント・トライアドにm7を加えたコード。




8. マイナー・セブンス・♭5・コード [ Cm7(♭5)  /  Cm7(-5) ]

8





ディミニッシュ・トライアドにm7を加えたコード。
ハーフ・ディミニッシュなんていう呼ばれ方をする場合もあるようですね。





9. ディミニッシュ・セブンス・コード [ Cdim7 ]

9





ディミニッシュ・トライアドに♭♭7thを加えたコード。

ちょっとややこしいですが、この♭♭7って結局M6と同じ音です。
M7を半音下げると"m7"、さらに半音下げれば"♭♭7"、全音下がったのと同じ事。
♭♭っていうのはそういう意味です。

ただ、これは6thじゃないよ、半音x2回下げたけど7thだよ!!
って言い張りたいがために♭♭7っていう妙な表現が生まれたとか生まれないとか・・・



10. サスペンデット・フォー [ C7 sus4 ]

10





これだけはトライアドで説明してないのでちょっと解説を入れておきます。

Sus4とはサスペンデット4thの意。
Suspendedとは吊るすという意味と、一時的に止める、保留するって言う意味があり、
sus4(サス・フォー)コードの成り立ちを上手く表現しているように思います。

見てもらえると分かると思いますが、このsus4というコード、通常トライアド・コードには
必ず含まれていて、メジャーとマイナーを決定する重要な役割を持っている3度の音が
ありません。

その代わりに4度の音が入ってます。

3度の音はつるし上げられて4度に引き上げられたと考える事ができるわけですね。

さらに、このコードは(Csus4 → C)のような進行で使われます。
すぐにCに進行してもいいけど、その前にCsus4を挟み込む事で、Cへの進行を
一時的に保留するような効果があるわけです。


4和音のまとめは以上です。
よほど特殊なコードで無い限りは、これまでに挙げた3和音、4和音のいずれかの
コードによって楽曲というのは構成されています。

3和音(トライアド)のまとめ

ここでは、和音(コード)の基本、土台となる3声の和音についてまとめます。

読んで字のごとく、3つの音で作る和音(コード)の事を3和音(トライアド)と呼びます。

とは言っても、3つの音をただめちゃくちゃに鳴らせばいいってものでもなくて、
音の選び方/並び方には決まりごとがあったりします。

  • 音の並べ方 

基本的には3度(m3かM3か)の音程で音を積上げていくのが基本です。
例外や特殊なコードもありますが基本はコレです。

もっとぶっちゃけて言ってしまえば、ドレミファソラシドっていうスケールから
一個飛ばしで音を拾えばいいだけ。単純明快ですねぇ。

   ファ ラ シ ド)

Photo_2









ある音(図表の場合はC)をルートとして、その上に3度音程の音を積上げていけば
トライアド・コードの完成です。

音程ってなんだっけ?って場合はここをもう一度参照→(メジャー・スケール2

別の言い方をすれば、トライアドっていうのは、

  1度(ルート)
  3度
  5度

の、3つの音から成り立っていると言えるわけです(例外はありますけど・・・)

では、トライアドの種類とその呼び名についてまとめましょう。
分かりやすいように、ルートは"C"で統一しました。



1. メジャー・コード [ C / C△ ]

 
1





コードで単に”C”とだけ言われたらコレの事です。Cメジャーというのが正式な
呼び名ですが、ほとんど省略されます。

メジャーと呼ぶ代わりに”△”(白抜きの三角)が用いられる事もあるので覚えて
おきましょう。”C△”と書いてあれば、それはこのコードの事です。

ド~ミ~ソ~♪ と音楽の授業で歌わされた記憶がある人も多いのではないでしょうか?





2. マイナー・コード [ Cm ]

 
2




今度はマイナー・コードです。”Cm”以外の表記がまったく思い浮かびません。
マイナーは”m”(小文字のm)とだけ覚えておけばいいんじゃないでしょうか?だめ?

英書の中で ”C-” という表記をしている本がありました。マイナスはマイナーを意味してる
ようなので付け加えておきます。


先ほどのメジャー・コードとの違いは1音だけ。
3度の音が、M3(メジャー3rd)か、m3(マイナー3rd)かだけです

一般的に、メジャー・コードは明るい響き、マイナー・コードは暗い響きを感じさせますが、
その違は3度の音が半音高いか低いかだけで作り出されてます。




3. オーギュメント・コード [ Caug / C♯5 / C+5 ]

 
3





オーギュメント (Augment)って聞きなれない言葉ですね。増えるとか増やすとかっていう
意味のようです。音楽では半音上げる事を意味します。

このオーギュメント・コード、何を増やしているかっていうと、5度の音を半音高くしてます。
増5度なんていう表現を使ったりもしますね。




4. ディミニッシュ・コード [ Cdim / Cm♭5 / Cm-5 ]

 
4






増やしたら減らさなくちゃ対称性が保てません。っていう理由ではない(と思う)ですが、
ディミニッシュ (Diminish)とは減少するという意味、音楽では半音下げる事を指します。

マイナー・コードの5度が半音下がってますよね。減5度なんて言ったりします。


以上の4つがトライアドの基本です。

補足ですが、ルートの音をGに持っていけばGのコードになります。
その際の3度と5度の音程差(音と音の間隔)は変わらないですよ。
M3なら全音2つ、m3なら全音1つと半音一つ上です。

メジャー・スケールの運指 (3ノート/ストリング)

前回は(メジャー・スケールの運指 (7 Positions) インターバル表記


3ノート・パー・ストリングというのは、1本の弦につき、3音ずつ弾いていく運指のことです。
1本の弦で必ず3音ずつの運指を行なうと決める事で、同一パターンの機械的な繰り
返しによってスケールが演奏できてしまうっていうところが最大のメリットだとおもいます。

まずはその運指パターンを確認します。

この運指の場合、3つの異なるパターンが決まった順序・回数で繰り返されます。
それぞれType.1~3と名づけて区別して把握ましょう。

で、そのパターンというのがコレです。

Type.11_2




Type.22




Type.33






この絵はちょっと分かりづらいですかね?
ようするに、Type.1はストレッチで人・中・小指、もしくは人・薬・小指で弦を押さえる
パターン。Type.2は普通に人・中・小指、Type.3は人・薬・小指で押弦する事を意味します。

低音弦側から高音弦へ向けて考えた場合、Type.1を3回繰り返した後、Type.2を2回、そしてType.3を2回、またType.3へ戻る、という繰り返しになります。

 ↓ Type.1  x  3回
 ↓ Type.2  x  2回
 ↓ Type.3  x  2回
 ↓ Type.1  x  3回
 ↓  (以下繰り返し)



3弦と2弦の間だけは、他の弦のインターバルと異なるチューニングになっているので、
そこだけポジションがずれてきます。
でも、そこだけ注意すればパターンの繰り返しをなぞっているだけなのでアレコレ
考える必要がない分演奏が楽なのでは?

当然といえば当然ですが、ギターって普通6本しか弦はないので延々繰り返せる
訳ではないです。それにType1~3のどのタイプの何番目からパターンが始まるかは
ポジションによってまちまちです。

そのあたりは、下記のダイアグラムで確認してください。

では、全運指パターンを音名とインターバル表記で一挙にまとめてしまいます。



まずは音名表記から


Position.1A1_2












Position.2A2












Position.3
A3












Position.4
A4












Position.5
A5












Position.6
A6












Position.7
A7 
















次はインターバル表記です。


Position.1B1












Position.2B2












Position.3B3












Position.4B4












Position.5B5












Position.6B6












Position.7B7





これにてスケールについてのまとめは一段落・・・でいいのかな?





レスポール入院中

愛器レスポ・クラシックをリペアに出しました。
ギターをリペアに出すこと自体、初めての経験です。

このレスポール、はっきり覚えてないんですが15年以上前に購入して以来
私にとってメインのギターとして活躍してくれた思い出深い逸品なのですが、
ここ8,9年、私自身がまったくギターに触れない生活をしてきたために
ケースに仕舞われ、押入れの奥でほこりをかぶっておりました。

そういう仕打ちをしてしまったからっていうのもあるんでしょうが、
久しぶりに取り出してみると・・・・まったくオクターブチューニングが合わない。。。
それ以外にも長年の使用の結果、フレットがすり減っているのも気になったので
入院させる事にしました。

で、1週間後。見積額が・・・・6万数千円!!

ネックの歪みがロッドでは直せないので指板側を削ってまっすぐにするそうで、
当然フレットも打ち直し。。。大手術っすね。

正直、きついな~と思いましたがやってもらう事にしました。。。

8月の総括は、両腕とも微妙に筋肉痛・・・

どうにも全てが安定しなくて基礎練習ばかり繰り返してる。
ピッキングも運指もリズムもカッティングもミュートも、どうにも駄目だ

3ヶ月間はコピーとかも封印して基礎練習に打ち込むと6月の初めに思い立って
確かに3か月前よりはマシになった気はするけど、やっぱりまだまだ。
9月中も基礎練習中心のメニューをこなして少しでも納得できる状態にしよう。


理論のまとめはかなり面倒くさくなってきた。。。
とっととダイアトニックぐらいまでは進めないと自分用メモとして役に立たないよ

メジャー・スケールの運指 (7 Positions) インターバル表記

前回は(メジャー・スケールの運指 (7 Positions)  音名表記


メジャー・スケール 7ポジションをインターバルで表記したダイアグラムです。



Position 1A1_3














Position 2A2_2















Position 3A3















Position 4A4















Position 5A5















Position 6A6















Position 7A7













次回は(メジャー・スケールの運指 (3ノート/ストリング)

メジャー・スケールの運指 (7 Positions) 音名表記

前回は(指板上のスケール (全体図)

メジャー・スケールをポジション分けする最もポピュラーなやり方は7つの運指のパターンに
分割するこの方法ではないでしょうか?
5つで分ける方法もありますが、それは単にこの7分割のパターンを
省略したものっていう気がします。

音名表記のダイアグラムと、インターバル表記のものを合わせてまとめてみたのでどうぞ。


まずは音名表記のものからです。


Position 1O1_2













 
Position 2O2_2













Position 3O3_2















Position 4O4_2














Position 5O5_2














Position 6O6_2














Position 7O7_2




 

 

 

 

 

次回は(メジャー・スケールの運指 (7 Positions) インターバル表記

指板上のスケール (全体図)

前回は(メジャー・スケールとマイナー・スケールの関係(平行調)

弦楽器すべてに当てはまる事だと思いますが、
ギターはスケールもコードも視覚的に捉えた方が分かりやすい楽器です。

また、キーボードや管楽器などと違ってまったく同じ高さの音を色々なポジションで
ならすことができるため、同じ曲を演奏するにしてもポジションによって指の動かし方(運指)
を変えなければいけません。

それに、音を選ぶ手(フィンガリングする手)と音を出す手(ピッキングする手)に
左右の手を振り分けないといけないので、右利きの場合、左手の4本の指しか運指に
使えないという制限もあります。

そういう事を踏まえた上でスケールの運指を考えると、だいたい誰が考えても同じような
ポジショニングに収斂されていくのではないでしょうか。
教本などを紐解いてもこの辺りのダイアグラムはほとんど変わりばえしないように思います。

指板を5つか7つにポジション分けしてコレを覚えなさいという感じのアレです。
さらに3ノートポジションも紹介していれば良心的だねっていうところでしょうか。


メジャー&マイナー・スケールのポジションっていうのはギター弾きにとって基本中の
基本なので、ここで一気に、視覚的に見やすい形でまとめてしまいましょう。
(理論とは関係ない気もしますけど・・・)


まずは、指板全体の音の配置からです。


Photo_2 




開放弦の音と12フレット目の音のならびに注目してください。
どちらも、EADGBEであることが分かると思います。

つまり、開放弦の音と12フレット目の音はオクターブの関係にあるので、
13フレット目からの音の配置は1フレット目と同じという事が分かると思います。

次回は(メジャー・スケールの運指 (7 Positions)  音名表記

メジャー・スケールとマイナー・スケールの関係(平行調)

前回は(マイナー・スケール 2

メジャー・マイナーのスケールについて一通り説明し終えたところで、
この2つのスケールが実は非常に密接な関係を持っているという事に触れておきたいと思います。

まずは下の図を見てください。

4





ラインの上側が普通のCメジャー・スケールです。
CDEFGAB  全全半全全全半 でした。

ではラインの下側にあるABCDEFGAは何でしょうか?
構成音はCメジャー・スケールとまったく一緒です。ただA音から始まっているだけです。

じつは、コレはAナチュラル・マイナー・スケールなんです。
インターバルを確認すれば一発です。

ABCDEFGAのインターバルは、全半全全半全全
すなわち「ナチュラル・マイナー・スケール」

=>マイナー・スケール1参照


この、Cメジャー・スケールとAマイナー・スケールの関係を平行調と呼びます。

すべてのメジャー・スケールはその平行調としてのマイナー・スケールを内包しています。
逆にいえば、すべてのマイナー・スケールも、その平行調としてメジャー・スケールを
内包しているのです。

メジャー・スケールの場合、そのルートの長6度(M6th)上、もしくは短3度(m3rd)下を
ルートとするマイナー・スケールと平行調の関係にあり、

マイナー・スケールの場合、そのルートの短3度(m3rd)上、もしくは長6度(M6th)下を
ルートとするメジャー・スケールと平行調の関係にあるわけです。


5















メジャー・スケールで作られた曲というのはいわゆる長調、マイナー・スケールで作られた
曲は短調とよばれ、長調の曲は明るい感じ、短調の曲はさびしい感じっていう
具合に何となくイメージしていたのですが、実は使ってる音は一緒じゃん!!
では何がメジャー感を、何がマイナー感をかもし出しているのでしょうかねぇ??

 
ちなみに、Cメジャー・スケールとCマイナー・スケールのように、同じ音をルートに取る
メジャーとマイナー・スケールの関係を同主調と呼びます。

次回は(指板上のスケール (全体図)

マイナー・スケール2

前回は(マイナー・スケール 1

メジャー・スケールは1種類だけですが、マイナー・スケールは3種類あります。
下記の3つですね。

ナチュラル・マイナー・スケール
ハーモニック・マイナー・スケール
メロディック・マイナー・スケール



前回はナチュラル・マイナー・スケールについてまとめましたので、
今回は3種すべてを比較しつつド~ンとまとめてしまいます。


ナチュラル・マイナーとメジャー・スケールの違いは3度、6度、7度にありました。
後の2種類のマイナー・スケールはナチュラル・マイナー・スケールから派生したもの
なので、ナチュラル・マイナーとの違いで比較していきます。


3
























一目瞭然ですね。

ハーモニック・マイナーは7度、メロディック・マイナーは7度と6度が半音上がっています。

ナチュラル・マイナーに対して7度や6度が半音高いって言う事は、メジャー・スケールと
同じ音使いっていう事でもあります。

まとめましょう。

ナチュラル・マイナー:  メジャー・スケールと比較すると、
                3度・6度・7度が半音下がっている。

ハーモニック・マイナー: ナチュラル・マイナーの7度を半音上げる

メロディック・マイナー:  ハーモニック・マイナーの6度を半音上げる


再度強調しますが、マイナー・スケールの基本形はナチュラル・マイナーです。
ハーモニック・マイナーはナチュラル・マイナーの和音に対する不都合(説明は省略
させてください。すいません)を解消するために生まれた派生形です。

また、メロディック・マイナーは、ハーモニック・マイナーの不都合を解消するために生まれました。
この理由は簡単です。
ハーモニック・マイナーの♭ⅥとⅦの音程差は1音半もあります。
ギターで弾いてみると分かると思いますが、スケールとして聴いてみたときに、
これはちょっと音が飛びすぎて不自然な感じがします。
そこで7度の音を半音下げて、まさにメロディックにスムーズな音階に成るようにと
産み出されたわけです。

次回は(メジャー・スケールとマイナー・スケールの関係(平行調)

マイナー・スケール1

前回は(メジャー・スケール 2

メジャー・スケールについてまとめたついでに、マイナー・スケール3種についてもまとめちゃいましょう。

メジャー・スケールは1種類だけですが、マイナー・スケールは3種類あります。

 1. ナチュラル・マイナー・スケール
 2. ハーモニック・マイナー・スケール
 3. メロディック・マイナー・スケール



まずは、ナチュラル・マイナーから

1_2 













Cナチュラル・マイナー・スケールの音は C – D – E♭ - F – G - A♭ - B♭ - C
音程は 全半全全半全全です。


音程定規を使ってメジャー・スケールと比較してみましょう。

21














違いは、3度と6度と7度ですね。マイナー・スケールはメジャー・スケールに対して
3度、6度、7度で半音ずつ低い音を使ってます。

ここで、インターバルの表記に注意してください。

例えば3度(Ⅲ)とは、「ルートから全音2つ分高い音」と前回説明しました。
これはナチュラル・マイナー・スケール上でも変わる事はありません。
しかし、マイナー・スケールの3番目の音は「ルートから全音2つ分高い音」です。
ですから、この場合、マイナー・スケールの3番目の音のインターバルは、
♭Ⅲ(短3度)とか、m3rd(マイナー・サード)であるという表現をします。

非常に基本的なことですが、この理解が先々和音を理解していくうえで重要
に成ってきますので憶えておきましょう。


次回は(マイナー・スケール 2

メジャー・スケール 2

前回(メジャー・スケール 1)からの続き。

 

私、5線譜読めません。

読めといわれれば読めないことはないですけど、まったくもってスラスラ読めないです。
本当はもうちょっと訓練して読めるようになったほうがいいんでしょうけど、面倒くさくて・・・

だから、ここではほとんど5線譜は使いませんし、そもそも使えないっ・・・

 

その代わりに、下にある様な図、音程定規を使って考えていく事とします。

スケールやコードのインターバルを初心者が理解するにはこっちの方がよっぽど分かりやすいし最適じゃないかと思うんですけど、私だけ?

 

音程定規とは、ただ四角い枡を横に並べただけのものです。
各々の四角い枡が一つの音を表し、右隣の枡へ行くほど半音ずつ音が上がり、左に行くほど半音ずつ音が下がっていると捉えます。

上下は同じ音の別名を表記したり、異なったスケールやコードを比較したりするのに使います。
 

 

さて、前置きはコレぐらいにして、スケールについては覚えるべき事がまだまだありますので、ザザ~っと纏めちゃいましょう。

 

まずはスケール内の各音のインターバルの呼び名についてです。


Cメジャー・スケール(ドレミファソラシ)を使って説明をしていきたいと思います。


Photo_2 
















ルート:   Cメジャー・スケールの場合、スケールの始まりの音である“C”音を、
        ルート(根音)と呼ぶ


ローマ数字(Ⅰ~Ⅶ): メジャー・スケールは7つの音から成るスケールです。
                                      それぞれの音にローマ数字で番号を振って表現します。
                                      ルートを“Ⅰ”として、1~7までの数字を振ります。
 

 

気をつけなければいけないのは、このローマ数字がCとかDとかの音の別名ではないって事です。

「ルートからのインターバル(ルートからの距離)を示している」っていうのを忘れちゃいけない。
 

クドイかも知れませんが、インターバルについて下記にまとめてみました。

Ⅰ:   (1度)ルート音
Ⅱ:   (2度)ルートから全音1つ分高い音
Ⅲ:   (3度)ルートから全音2つ分高い音
Ⅳ:   (4度)ルートから全音2つ+半音1つ分高い音
Ⅴ:   (5度)ルートから全音3つ+半音1つ分高い音
Ⅵ:   (6度)ルートから全音4つ+半音1つ分高い音
Ⅶ:   (7度)ルートから全音5つ+半音1つ分高い音

 

このように番号の振られた各インターバルと、メジャー・スケール外の隙間の音に
相当するインターバルも含めてさらに細かく名前がついています。

 

Ⅰ:       ルート / 1st
♭Ⅱ:      m2nd(マイナー・セカンド)
Ⅱ:       M2nd(メジャー・セカンド)
♭Ⅲ:      m3rd(マイナー・サード)
Ⅲ:       M3rd(メジャー・サード)
Ⅳ:       P4th(パーフェクト・フォース)
#Ⅳ / ♭Ⅴ: #4th / Augment4th / 増4度 又は ♭5th / Diminish5th / 減5度
Ⅴ:       P5th(パーフェクト・フィフス)
#Ⅴ:       #5th / Augment5th / 増5度
Ⅵ:       M6th(メジャー・シックスス)
♭Ⅶ:     m7th(マイナー・セブンス)
Ⅶ:              M7th(メジャー・セブンス)


※ 小文字のmはマイナー、大文字のMはメジャーを表す。
   白抜き三角△でメジャーを示す場合もある
※ Augment(オーギュメント)は略して Aug とだけ表記される事がある
※ Diminish(ディミニッシュ)は略して Dim とだけ表記される事がある


次回は(マイナー・スケール1

« 2008年8月 | トップページ | 2008年10月 »

無料ブログはココログ