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5度圏とか5度進行とか、5度って重要みたいです

前回は(コード進行の決まりごと(ケーデンス))についてまとめました。

今回は5度圏についてです。

5度っていう音程差。これって何やら重要らしいです。よく分からないけど・・・
5度って言うのは(当たり前の事ですが)全音3つ+半音1つ隔てた音の事です。

音程差や5度って何?って方はこちらをどうぞ(メジャー・スケール2

例えば、スリーコードってあるじゃないですか。
あれもルートから見て5度上と下のダイアトニック・コードっていう風に捉える事も
できますよね。

Photo











(キーがCの場合、スリーコードは C,F,G 



って事はですよ、

T-SD(トニック-サブドミナント)とか、D-T(ドミナント-トニック)
なんていうコード進行も、5度下へルートが移るっていう同じ性質を持ったコード進行
だって考える事もできるんじゃないですかね(ダメ?)

ツーファイブ(Ⅱ-Ⅴ)っていうコード進行が重宝されるのも同じく5度下への解決
(コード進行)だから・・・とか。

あやふやですけどね。

まあともかく、5度というのは何やら大事なものなんです、無理やりですけど。

それと、というかこっちが本題なんですが、5度圏という便利な図があってですね、
今回はこれについてまとめたいと思っているわけです。

5度圏とかサークル・オブ・フィフス(Circle Of Fifth)とか5度サークルとか呼び名は
様々ですが、この図を暗記しておくと何かと便利ですよ。
わたしは覚えてないですけど・・・
     (その後頑張って覚えました。→5度圏憶えちゃおう

Circle5_4    

 
 
 
 
 
 


























 
 
 
 


一応この図について解説しておきます。

「C」を基点に5度上の音は「G」、その「G」の5度上の音は「D」、そのまた5度上は・・・
と次々に5度上の音を並べると下のようになります。

C - G - D - A - E - B - G♭(F#) - D♭(C#) - A♭(G#) - E♭(D#) - B♭(A#) - F - C

これは12の音階すべて綺麗に網羅して、また「C」に戻ってくのがミソなんですが、
5度圏の図というのはこれを円形に並べただけのものです。

つまり、この図の中のどの音を選んでも、その反時計回りの隣は5度上の音、
時計回りの隣は5度下の音になってます。

この図にはいくつかの面白い使い方があるのでそれをまとめてみました。
 

1.    5度下への進行となるルートの動きがすぐに分かる。

これは当たり前ですよね。
反時計回りに5度上の音を並べてあれば逆回りすれば5度下の音が並んでいる
分けですから。の5度下の音は?って聞かれてもこの図を見れば一目瞭然、
だと分かる。

 

2.    譜面をパッと見れば調(キー)がすぐ分かるようになる。

5線譜の左端、ト音記号のすぐ隣に♭や♯記号がたくさん並んでいるのを
見た事がないでしょうか?
あれは調(キー)がCメジャー(もしくは平行調のAマイナー)ではないことを示しています。
5線譜というのはCDEFGABの音を表現する事はできてもG♯の音を表現する
スペースはありません。そのために、Gの音符の前に♯記号を書き込んでG♯音
である事を明示しなければいけないわけです。   

でも、例えばキーがB♭メジャーだった場合を考えてみてください。
    B♭メジャーの音階はB♭・C・D・E♭・F・G・Aです。

メロディーにB♭とE♭が出てくるたびに譜面に♭記号を書き込んでいては手間
ですよね。なので、調として♭や♯が必ず付く音については5線譜の先頭に記号を
まとめてしまいましょうというルールがあるわけです。

つまり、キーがB♭の5線譜の左端には、のところに♭記号が書き込まれて
いるはず、つまり、2つの♭記号が書いてあるはずなんです。

B



ちなみに、この譜面を手渡されたとしても、え~っとフラットしてるのがBとEだから
キーは何になるんだっけ?なんて悩む必要はありません。
5線譜の先頭に♭記号が2つ付くキーはB♭メジャー(Gマイナー)しか無いからです。

そこで役立つのが5度圏の図ですなんですね。

ぱっと譜面を見たときに先頭に♭記号が2つ書かれていたらすぐにキーがB♭メジャー
(もしくは平行調のGマイナー)であることが分かります。

5度圏のCを基点として、そこから一つ離れていくごとに記号の付く音が1つ
ずつ増えていくからです。不思議ですねぇ。

さらに♭やシャープの付く音が何なのかも分かります。
♭記号が付く場合、その音はBから始まって5度圏を時計回りしながら音を拾い上げて
いけばいいので、BとEの音が半音下がる事が分かります。

同様に、♭記号が5個あれば、キーはD♭メジャー(B♭マイナー)、
♯記号が3つ付いていればAメジャー(F♯マイナー)、

その際の♭や♯の付く音が何になるかは図を見れば分かりますよね。

 

3.    平行調が分かる

Cメジャーの平行調はAマイナーですよね。(平行調とは?

5度圏の図で見ると、の半時計回り3つ隣がの3つ時計回りがです。
この関係は5度圏のどの音を起点にしても成り立ちます。

 

4.    5度圏の円の対角線上にある2つの音はトライトーン(増4度)の関係にある

トライトーンというのはドミナント7thコードの長3度と短7度の音の事で、
ドミナント・コードがトニックに解決しようとする作用の原因として上げられる音
・・・ですよね。


5.    裏コードが分かる

5度圏の円の対角線上にある2つの音をルートに取るドミナント7thコードは
お互いがお互いを代理する事ができます。

例えば、Cメジャーのドミナント7thであるG7は代理コードとしてBm7(♭5)を取る
事ができますが、ダイアトニック以外のコードであるD♭7も代理コードとして使えます。
このダイアトニック以外のドミナント代理を裏コードと呼んだりします。


6.    スリーコードが簡単に探せる

パッと見でスリーコードを見つける事ができます。
ある音を選ぶとその両隣はドミナントとサブドミナントですからね。

例えばE♭メジャーのスリーコードは
T:E♭
D:B♭7
SD:A♭△7

です。

番外編:

スリーコードがパッと探せるっていう考え方をもう少し拡大させると、あらゆるキーの
音の構成がスパッと見つけ出せるようになりますが、この考え方が一般的で簡便な
ものなのかどうかは保証の限りじゃありません・・・


5







 

 

 

 

 

 

 

上の図は、キーがCメジャーの場合。
Cメジャー・スケールの構成音は当然 CDEFGAB 、それに番号を1~7と振って
5度圏の図に書き込んだものです。

この位置関係は変わらないわけですから、数字の「1」、つまりルートとなる音を
クルクルっとまわして別の音の上に持ってくれば、その音をルートとするメジャー・スケール
の構成音と度数は一目瞭然です。

わたしの知っている限りでは5度圏の効能ってこんなもんなんですけど、
他にもありますかね?

次は、気力が続くならダイアトニック以外のコードの使い方とかをまとめようかと思います。

と、思ってたんだけどその前に、ドミナントについて、もうちょい掘り下げてみる事にしました。

 

追記:

関連記事 「5度圏おぼえちゃお」

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