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コード進行の決まりごと(ケーデンス)

前回の(ダイアトニック・コードの機能について)で各コードの持つ機能を分類しました。

今回はそれらを使ったコード進行のパターンをまとめます。
でも、コード進行に決まりごとがあるわけじゃないです。
決まりごとと表題に書いておいて何ですけど。

ただ、セオリーはあるんです。
こういう風にすると人間の耳には心地よく自然に響きますよっていう
パターンがあって、それを覚えておくと何かと便利だと思います。

ケーデンス(Cadence:ケイデンスとかカデンツと読む場合もあったりなかったりします)
と呼ばれる基本的なコード進行のパターンがあって、多くの曲はこのパターンに
則って作られてたりなかったりするわけですが、そもそもケーデンスっていうのは
西洋音楽をベースに作られたものなので毛色の違う音楽の場合は当てはまらない
ケースもあります。

例えばブルースとか、ブルース進行を元にしているロックなんかはこの範疇から
外れている部分が多いようです。

ケーデンスには3つの基本パターンがあります。

T - D - T
T - SD - T
T - SD - D - T

基本パターンからは漏れてますけど、DからSDへ向かうパターンもよく見かけます。

T - D - SD - T

同主調のマイナー・スケールからサブドミナント・マイナーを持ってくるケースも
よくあるパターンです。

T - SDM - T
T - SD - SDM - T


T:トニック・コード
D:ドミナント・コード
SD:サブドミナント・コード
SDM:サブドミナント・マイナー・コード


記号ばかりでピンとこないかもしれないので簡単な例を一つだけ。

キーがCメジャーの場合のダイアトニック・コードは、
Ⅰ:C△7 (T)
Ⅱ:Dm7  (SD代理)
Ⅲ:Em7  (T代理)
Ⅳ:F△7 (SD)
Ⅴ:G7   (D)
Ⅵ:Am7  (T代理)
Ⅶ:Bm7(♭5) (D代理)

T-SD-D-T のケーデンスを使った場合のコード進行は

C△7 - F△7 - G7 - C△7
  (1-4-5-1)

ですよね。

でもこれだけだと面白くも可笑しくもないので代理コードを使ってちょっとだけ
装飾してみます。

最初のトニックの後にトニックの代理コードであるⅥm7を挟んでみると、

C△7 - Am7 - F△7 - G7 - C△7  (1-6-4-5-1)

C△7-Am7 の2つはどちらも役割はトニック、その後にSD – Dと進行していきます。
すごくありがちでちょっと古臭い感じ。

さらにサブドミナントを代理のⅡm7に取り替えるのもよくあるパターンです。

C△7 - Am7 - Dm7 - G7 - C△7  (1-6-2-5-1)

このⅡからⅤへ進行するパターンはジャズの世界では多用されているようです
(門外漢の私にはうかがい知れませんけど)ツー・ファイブって言葉は結構有名
じゃないですか?

こういった感じで、ケーデンスを元に代理コードなどを駆使して様々なコード進行の
パターンを作っていく事をリハモ(リハーモナイズ)と呼んだりします。

次回はいろいろと便利な5度圏(サークル・オブ・フィフス)についてまとめてみたい
と思います。

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