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ビギニング・イヤー・トレーニングを終えて (レビュー)

ギター練習の一環として始めた初心者のための ビギニング・イヤー・トレーニング
ですが、ようやく終わった・・・っていうのが真っ先に来る印象です。

ずいぶん長いことかかったような気がするけど、はじめて「イヤー・トレーニング」の
エントリーをアップしたのが3月28日だから延べ2ヶ月半弱ぐらいなものなんですね。
そんなにも長くない。
ゴールデンウイーク期間はほったらかしてたし、土日もほとんどやらなかったから、
実質は1ヵ月半ぐらいかも。


 
 

少なくとも私には最適の一冊でした。

耳を鍛える事はギターに限らずあらゆる楽器を演奏していく上で土台となる基礎だと
思うんですが、ロック・ポップス系が演奏したくてギターを手に取った(私も含めて)
多くの人には耳を鍛えるっていう発想はあんまり無い気がします。
 

  • 耳コピしろとは言うけども・・・

とにかく耳コピしろ!!とはよく言われる事ですけど・・・
大多数のギター初級者(初心者じゃなくてある程度は弾けるようになってきたぐらいの
レベル)にとって耳コピはとてつもなく高いハードルですよ。

楽器屋にズラーっと並ぶタブ譜付きコピー譜を見れば一目瞭然?
耳コピが簡単に出来るならあんなに多くのバンド譜が流通しているはずが無いもの。

耳コピのやり方を解説した教本などもあるにはありますけど、初級者にとって役に立つ
シロモノかというとそうでもない感じじゃないですか?

まずベースをコピーしろ、次にコードのトップノートを聴き取れとかね。
そもそも、そのコピーが、その聴き取りが上手くできないんだから先に進みようがないっす。

20年、30年、あるいはもっと昔のロックやポップスと現在のそれとでは楽曲の複雑さ、
オーバーダビングの回数、エフェクト処理など雲泥の差があって、それが耳コピを
よりいっそう困難なものにしているって気もします。
初期のビートルズやベンチャーズなら「ベースをコピれ」「コードのトップノートを・・・」
なんていう助言はとても効果的なものだったかもしれないし、
そうやって耳が鍛えられていくのと、世の楽曲が複雑化していく流れとが幸福な相乗効果
を生んでいた時期っていうのもあったんじゃないかと思うんですよね。
うがち過ぎかな?

なんだか話がそれちゃいました。ちょっと軌道修正を・・・
 
 

  • この本のコンセプト

このビギニング・イヤー・トレーニング、今までまったく音感トレーニング的な事を経験して
こなかった人が独学・独習で音感を鍛えていくのにぴったりです。

コンセプトがシンプルで分かりやすく、段階的に難易度が上がっていくので
挑戦し甲斐がありました。

大きく5つの章があり、それぞれの章が、

  • メロディー(ソルフェージュ)
  • リズム
  • ディクテーション

という3つのエクササイズで構成されています。

第1章はド・レ・ミのたった3つの音を使ったトレーニングなので、まったくの初心者でも
取り組みやすく、章が進むにつれて音が一つずつ増えていくので難易度が上がっていく
過程が掴みやすくなってます。

 1章. ドレミ
  2章. ドレミファ
  3章. ドレミファソ
  4章. ドレミファソラ
  5章. ドレミファソラシ

 
 

  • メロディー・トレーニング

第1章であれば「ド・レ・ミ」の3音だけで構成されたメロディーを声を出して歌ってみる
というトレーニングです。
メロディーといってしまうと語弊があるかもしれません。
どちらかというと、ド・レ・ミの3音をランダムにまぜこぜにして並べたものを、
音程をはずさずに歌ってみるというトレーニングです。
 
 

  • リズム・トレーニング
     

各章ごとにシンコペーションやタイなどを使ったリズムのコンセプトが説明され、
「タータタタターターターター」みたいな感じでリズムを口にしてみるトレーニングが
用意されています。付属のCDにも、この本の著者?が「タタータ・・・・」と口ずさんでいる
音源が用意されているので答えあわせも出来ます。
リズム譜を読み、実際のリズムを再現できるようにする為のトレーニングです。

ここをお座なりにしてしまうと次のディクテーションでリズム譜が書けなくなっちゃうかも
しれないので納得いくまで練習しましょう。たいして難しくないですから。
 
 

  • ディクテーション

 
この本のクライマックス、ディクテーションです。
第1章であれば「ド・レ・ミ」だけを使ったメロディーを演奏するピアノの音源を聴き、
それを5線譜に書き取っていくトレーニングです。

これがなかなか骨の折れる作業でして、今まで音楽・音程・リズムって言うものをどれだけ
適当にしか聞き取れてなかったのか思い知らされる事請け合いです。
わたしの場合、4、5章ぐらいになってくるとたった4小節の聞き取りだけでも軽く30分
難しい問題だと1時間ぐらいかかっちゃいました。
もうウンウン唸りながら自分の口ずさむ音とCD音源の音を比べて、
それがドなのかレなのかミなのか検証する作業の連続です。

各章ごとに18問ずつのディクテーション問題が用意されていて、1問ごとに
4/4拍子、3/4拍子、2・4拍子とリズムが替わり、ト音記号、ヘ音記号、調整(キー)も
設問ごとにどんどん変化していきます。
目まぐるしく変わっていくので戸惑うこともあるかも知れませんが、
これはこれでいいトレーニングだと思いますよ。

蛇足ですけど、5度圏(サークル・オブ・フィフス)を暗記しておくと、
キーの変更にはすぐに対応できるので便利です。

メロディーを聞き取って譜面に書き付けるためには、まずそのメロディーを自分で歌って
みる必要があります。始めのうちは音程が上手く取れなくて難しく感じますが、トレーニング
を続けていくことで(徐々にですけど)自分の中に音程感が形成されていくのを感じるはずです。

ディクテーションのトレーニングをするときは、短くても30分程度集中できる時間が欲しい
ですね。設問の途中で、例えば2小節だけやって残りの2小節は後日みたいなやり方を
するとかえって時間がかかるしストレスの元になります。
一度手を付けた設問は解き切るようにしたほうが無難ですね。

私は通勤中の電車で座席が確保できたときにやってました。
先ほど声に出して歌う必要があるといいましたけど、さすがに電車の中でミ~レソ~
なんて歌ってたら事件が起こっちゃいますから、口と喉の形をその音程にして軽く息を
吐くor吸って音程感を確認するようにしてました。
慣れればこの方法でも十分やっていけます。
ただ、なかなか音程がつかめない日にはやたらと鼻息が荒い人になってしまうので
注意した方がいいかも・・・

非常に優れた初心者向けイヤー・トレーニング教本で非の付け所が無いんですけど、
あえて苦言をいくつか。

ATN出版さん、第1章の4問目!!これおかしくないですか?
全5章、90問のディクテーション中、何でこの1問だけ短調なの?他は全部長調なのに。
しかも取っ掛かりの第1章でこの設問を持ってくる意図がわかんない。
他の章でも1,2問短調を含めてあるなら分かりますけど、ここだけっていうのは
ミスとしか思えません。

それと、メールで出版社さんには通知済みですが、2つばかり誤植を見つけました。
次の版では直っていると思いますが、初版を持っている人は注意が必要です。
(だからって大したことじゃないですけどね。誤植の1個や2個はありますよ、そりゃ)

とにもかくにも、これから初めて聴音レーニングをしてみたいっていう人には
絶対お勧めの教材です。
 

 
 

これを終えてから書いて覚える徹底!!聴音<長調編> を始めたんですが、
すいすい進められるんでちょっと感動してしまいました。
ちょっとは力が付いてるんだなぁと実感。
まあこの本も後半は難しくなって楽勝っていうわけには行かないでしょうけど。
これも終わったらレビューしたいと思います。
 




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