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アンディー・パートリッジのギター・レッスンをもう一回見直したりして・・

わたしの中では(勝手に)キング・オブ・ポップって事になっているバンド"XTC"のギター・ボーカルであり、職人気質、チャキチャキのポップ親父とあだ名されるアンディー・パートリッジのYoutube映像です。

ギター・レッスンって題名になってますけど、実のところあんまりレッスンじゃない。

でもこの気難し屋のアンディー親父が機嫌よくギターを弾きながら自分の曲やギター・プレイを解説をしてる姿って貴重なんじゃないでしょうか?

ずいぶん前からネットに上がってた映像なので今更なんですけど、改めてじっくり見たのでメモっておこうかと・・・

 

 

2部編成になってます、まずは「パート1」

00:45
まずはコピーする事だ。おれもいっぱいコピーしたよってお話で、ジミヘン、グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシア、ロリー・ギャラガーなんかを弾いて見せてくれます。

 

03:26
だれの事だろう?オーリー・ハウスロン?知らないなぁ。聞き取れないだけかな?アルバート・アイラーみたいなって形容してるので一筋縄ではいかない人なんでしょうね。

ギターで弾いてくれてますが、いかにもアンディーの好みそうな前衛的^^; ヘンテコ演奏っすね。

追記:
コメントで教えていただきました。オリー・ハルソールなんだそうです。う~ん初耳、勉強になります!!

 

 

04:45
アンディーの曲作り、特にギターのボイシングの話へ。

この人がごく普通のものとは違うコードのボイシングをアレコレ試しては、その独特な響きからイメージを膨らませて作曲するって話は(多分)有名。興味深いです。

 

05:10
"E"メジャーの例。左側が一般的なフォーム、右がアンディーのフォームです。

本来3弦の1フレットの△3度(A♭)の音をオクターブ下の6弦で出し、3弦では5度(B)。

「普通のサウンドより温かみがあってずっとええで」って言ってますね。

 

"D"メジャーの例

これは1弦の△3度(F#)を2オクターブ下の6弦に持っていくパターン。

やってる事は単なる転回形の模索。でもギタリストでここまでこだわってる人ってあんまりいない気がする・・・、どうなんでしょ?

こんな風に自分にとって心地の良いサウンドを探していく姿勢。これが職人と呼ばれる所以なんですかね。だってたかがトライアドの、一番基本のオープン・コードっすよ。

 

05:40
以上のボイシングを踏まえて、コード・バッキング。進行は"A  E  D  E"。最初は一般的なコード・フォーム、次にアンディーのフォーム。

英国のどこまでもなだらかに続く牧草地を思わせるような、暖かくて牧歌的なサウンドが後期XTCの一つの魅力だと思うんですが、それはこういうボイシングの妙からも生まれてるんすねぇ。

 

06:32
このボイシングのボトム(コードの一番低い音)を繋いでみると心地よいベースラインが現われてくる。なるほど。

 

06:43
興に乗ったのか鼻歌でメロディーを付け始めたぞ!

ボイシングもどんどん転回させてイメージを膨らませていく様がスンバラシイ。

 

7:46
Q.「コピーとかすんのはエエけどさ、人マネじゃなくて自分のスタイルってどうやって作んのさ?」

A.「そりゃ、お前さん。退屈しねぇこったな。いつだってナンジャコリャ!?ってなるようなプレイを心がけなきゃなんねえゾ」

またここで名前が上がりましたね、オーリー・ハウスロン??誰?

アンディー曰く「彼はこんな風にゃやらねーだろ?(ブルース・リックを弾いてみせる)、やつがやんのはこうだ!(変態無調性型垂れ流しソロ炸裂ww)」

「これぞ"えぐぞちっく・らんどすけーぷ"っすよ、エッヘン」

「眠てぇ事(ブルースとか)言ってんじゃね~ぞ!ウッシッシ」

、等の暴言が続きます^^

 

08:45
リード・ギターについて一言、「おれはコード進行の奴隷にゃならね~ぞ!!!」

「何!キーがGだと?よっしゃ任せろ、おれはAメジャー・スケール弾いてやっからな!」ww

 

Surprise yourself, alarm yourself, HURT THE NEIGHBORS!!!

名言ですww

 

いやいやいや、アンディー親父節炸裂。こんな事ばっかりやってるのにポップスの世界に踏みとどまっててくれた事に感謝したいです。いや本当に。(だって最近はもう踏みとどまってないし・・・)

 


 

この危ういバランスをもう一回取り戻してくれ~~。。。

(XTCを聴いた事がない方にもぜひ上のYoutubeの曲を聴いてもらいたい。出だしがナンダコリャ?だと思いますが^^; せめて歌が始まるところまで我慢してもらえれば納得いただけるかと・・・。)

 

Apple Venus 1

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コメント

ボイシングってコトだと、 Andy Summers の教則ビデオも面白いですよ。
D(onF#) = 2X023X は、けっこー色んなトコでみかける気がします。Clapton が多用してるので、それをコピってるから自分がそう思うのかしら?
E = 4224XX は、初めて見ましたが、3rd をルートというか最低音にするのが好きなんすかね、Partridgeさんは。

アンディー・サマーズも面白いギタリストですよね。彼の教則ビデオ、見た事が無いのでチェックしてみます。

ポリスとXTC、下積み時代は一緒にドサ周りしてて仲が良かったらしいので影響し合ってたりもするんでしょうか?まあ、ポリスは一気にメジャーになったからパートリッジは面白くなかったかもしれませんけど・・・

D/F#って良くあるパターンなんですか、そういうの全然知らないので勉強になります。

突然ですがコメントさせていただきます。

オーリー・ハウスロンって書かれている部分はオリー・ハルソールって言ってます。(一回目に言っている部分は
確かに聞き取りにくいです。オリー・ハルソールはパトゥとかテンペストにいたギターリストです。)

あとアルバート・アイラーみたいなの形容にジョン・コルトレーンみたいとも言ってますね。

失礼しました。m(__)m

KyteWheelさん、こんばんわ。

オリー・ハルソールですか~。はじめて聞きました^^; ありがとうございまっす!!
Wikipediaの記述
"恐らく、ハルソールのもっとも良く知られる録音は、1978年リリースのアルバム、ザ・ラトルズに於けるものだろう。"にビックラこきました。ラトルズwww そうなんだ~

BoxerもYoutubeでチェック。
http://www.youtube.com/watch?v=0wI75XwoKpQ  (Boxer Shooting star)

なんか、全然イメージしていたのと違う、あれ?

アイラーとかコルトレーンとかって形容だし、アンディーのあのギターだし、(コルトレーンはともかく)もっとキチガイじみたフリー・ジャズか、ザッパやキャプテン・ビーフ・ハート的なのを想像してたんですが。。。

聴き込みが足りないのかな?それとももっとキレまくった音源があるんでしょうか?


「コルトレーン」、言ってますねぇ、指摘ありがとうございます。
聞き取るの苦手なのでついついザックリ意味が通じたら後はいいやってなっちゃう。。。本当はもっといろいろ聞き逃してるんだろうなぁ。

とりあえず、またラトルズが見たくなりましたw レンタル・ショップに置いてるかな?

こんにちは。
突然の書き込みにも関わらずご返信いただきありがとうございます。

>聴き込みが足りないのかな?それとももっとキレまくった音源があるんでしょうか?
フリージャズみたいなソロをイメージされているのでしたらパトゥのファーストアルバムの最後の方の
トラックとかそういう演奏も聴けます。
(アマゾンジャパンで入手できます。)

ちなみにアンディ・パートリッジがオリー・ハルソールを引き合いに出して演奏している部分は
オリジナルを聴けば分かりますがかなり特徴を掴んでいる演奏ですね。

またまた失礼しました。m(__)m

KyteWheelさん、こんにちは。

いえいえ、今後ともご教授よろしくおねがいします。

D/F# ですが。

> このボイシングのボトム(コードの一番低い音)を繋いでみると
> 心地よいベースラインが現われてくる。なるほど。

こーゆー効果を狙う時に G D/F# C/E D とか。
ベースがドシラソと下降していって気持ち良かったりするワケです。

あと、G と D の繰り返しってなコード進行の時に、パワーコードで
G = 35XXXX, D = 25XXXX ってやったりすると、省エネモードつー
か、指をあちこち動かさずに弾けたり。

D だけの時に D = 25XXXX, Dsus4 = 35XXXX ってな感じでヘビー
なリフにしてみるとか。

コードのトップを2度で動かすっていうのを今一生懸命やってるんですが、ボトムを2度で繋げるっていうのもいいですね。ベースラインの組み立て方が良く分からなくて、たまにベースを弾いてもルートばっかりか、ルートと5度だけとかになっちゃうんですが、ちょっと研究してみます。

D = 25XXXX のパワーコードは目からうろこでした!(3+R なのでパワーコードとは呼ばないのかもしれませんが)この響きは癖になりそう

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