« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »

2011年5月

斜め読みしただけレビューw 「ギタリストのためのハーモニー」

ギターの弦を買いに、久々にお茶の水へ行ってきました~。

お茶の水の下倉楽器ってエリクサーのコーティング弦が安いんですよね。ネット通販最安値よりもちょっとお安い1セット948円!! もっとお安い店があるかもしれませんけど、十分安いので満足です。

弦をまとめ買いして辺りの楽器屋をウロウロ。駄々っ子な自分の「あれ買って~」攻撃に心の母を召喚し、「ほら駄目でしょ!早く行くわよ!!」ってな具合に叱ってもらいつつw

そんな折、いつもの習慣でめぼしい教本は無いものかと何の気なく本棚をながめてたら、ふと気になる名前を目にしました。「八幡謙介」・・・・、どこかで聴いた事のある名前、、、これは!も、も、もしやこの著者は!っと思って手にしてみたら、そのまさかでした。

この著者の方、あれです、あの「ギタリスト身体論」の方ですよ!!

 

あの!!っていう程に世間的に注目されていたかどうかは分かりませんけど、少なくともわたしには注目されてたみたいww 書店でふと見かけた著者名にピンと来る程には。

 

その八幡謙介さん第2弾の書籍がこれです。

ギタリストのためのハーモニー 耳コピで学ぶオンガクのしくみ

 

つっても奥付を見てみたら今年の頭にはすでに発行されてたんですね。まったく知りませんでした。

 

 

形而上的に~好きだよなんて~♪ っと鼻歌を歌いながら購入し、帰りの電車の中でさっそく斜め読み。そんな程度のレビュー記事を堂々と晒したいと思います。

 

 

理屈っぽいんだもん!あたし帰・・・、あれ?理屈っぽくない

 

前作の「ギタリスト身体論」って、テーマがテーマだったせいもあるでしょうが、まーまー理屈っぽい。文体も表現もとにかく理屈っぽい人オーラに満ち満ちていて、まさにヘリクツBOY(by 戸川純)であると確信させるに余りあるっていうか、そんな力作でした(どんな?)。

わたしはどちらかというと理屈っぽい人が好物なんですねw

理屈っぽい人が語る事って、理屈っぽ過ぎて何が何やら分からなかったりするんですが、とにかく凄い自信だ!的な説得力があって好きなんです。

そんな思いでひも解いた本書、のっけから期待を裏切らない記憶のメカニズムの図解入り解説で溜飲を下げたのもつかの間・・・・、あれ?ぜんぜん期待してた展開じゃないですよ?

 

 

とても実践的で興味深い耳コピ訓練メソッドの本でした

 

初耳っすよ初耳。

こんなメソッド、少なくともわたしは聞いたことがありませんでした。まさに目からウロコ、ぜひとも実践してみたくなる内容。

ステップごとに極めて具体的な指示と解説がなされていますし、シンプルで学びやすそう。(実際どうなのかは、実践してみなきゃ分かりませんけどね)

 

これって一応耳コピの訓練本ですが、いわゆる完コピを目指すためのイヤー・トレーニングとは一線を画します。著者曰く「耳カヴァー」と言いたいところだけど語呂が悪いから耳コピでいいや、だそうです。

このメソッドが目指すのは、曲のメロディーとベース・ラインを元に和音とそのボイシングをコピー(コピーっていうのはちょっと違うかな?)できるようになる事です。ギター・ソロをコピったり、複雑なギターのリフをコピーするとか、そういうのではなくて、曲のコードを取れるようになるためのメソッドなんですね。

でも、ただコードを同定できるようにするっていうのとも違うんですよね。

そこが面白いところなんですが、うまく説明できません。説明しようとすると、この本のアイデアを丸々書き写すみたいになっちゃいそうで・・・

 

普通にコードを取ろうと思ったら、わたしなんかは、メロディーからキーをザックリ同定して、ダイアトニック・コードを当ててみるって所から出発するんですが、このメソッドにはそういった和声の理論を援用するような部分がまったく出てこないのね。

それが新鮮なところ。

 

ジョージ・ベンソン直伝だそうですよ、あ、直伝ではなかった

 

この独特な訓練方法ですが、著者の八幡さんがバークリー時代に恩師から教わった手法だとの事です。その恩師はそのまた師匠であるジョージ・ベンソンから教わり、ジョージ・ベンソンもそのまた師匠から習ったんだそうです。

wikipediaによると、ジョージ・ベンソンの誕生は1943年。そのジョージ・ベンソンの師匠となれば、その方がギターを学んだ当時にはまだバークリー的な和声理論っていうのが広まる以前って事になりますね。

バークリーの前身の学校が開校したのが1945年ですから(またまた憂鬱と官能から引用

それで、なんとなく納得。一人勝手に納得しました。つまりこのメソッドっていうのはコードによる記号化の洗礼を受ける前の、ポピュラー・ミュージック・ギターの学び方なんじゃないでしょうか?

温故知新とはまさにこれなのか?(何の確証もありませんけどね^^;)

 

バークリー的な和声の扱い方っていうのは今や常識っすよね。弾き語りするための「うた本」を開けば、当たり前のようにコード・ネームが書いてある、あのやり口です。

5線譜にメロディーラインだけでも載っていればいい方で、手抜きな本になれば、歌詞の上にコード名が書いてあるだけなんてのもザラ。そして、各コードに対応するコード・フォームが別欄に乗っていて、何も考えずに記号とフォームを記憶して演奏するっていうスタイルが確立しちゃいました。(ギタリストにとっては特に!)

でもそういうのはバークリー以後の常識なんですよ。たかだた7,80年遡れば、コード・ネームなんて知らずとも、その曲に必要なハーモニーを演奏してたはずなんですね。

コード名とフォームをはめ込むだけのジグゾー・パズルのような演奏と、昔のスタイルと、どっちが音楽的な行為だったんでしょうねぇ?

な~~~んつって、そんな文明批判もどきの話はともかくとして、なかなかに興味深い力作で、ついついほくそ笑みたくなる教本コレクターのわたくしでありました。(実践してみてレビューの続きが出来るといいな~)

 

 

 

 

 

メジャーとマイナーって結局なんなのさ?

<ペンタトニック関連記事の目次> 

 

メジャー・ペンタトニックとマイナー・ペンタトニックって不思議じゃないですか?

例えば、このペンタトニック。

Penta_2

ルートが5フレットにあると思えば「Aマイナー・ペンタトニック」だけど、ルートが8フレットにあると思えば「Cメジャー・ペンタトニック」。

使う音はまったく一緒。同じ音ですよ?

なのにマイナーとメジャーっていう、ある意味性質の正反対なスケールだって事になるのは何でなの?なんだか腑に落ちないなぁと思う。

 

ペンタトニックじゃなくて、普通のメジャー・スケールもそうですよね。

「ド」をルートと思えば「ドレミファソラシド」でメジャー・スケール。でも「ラ」をルートとすれば「ラシドレミファソラ」でマイナー・スケール。

1

一緒じゃんって思います。

 

このメジャーとマイナーの関係を平行調と呼び、長調とか短調とかって区別を調性というんですけど、実のところそれって何???

いまだ解けない謎だったりします。説明されてもよく分からないんですよね。腑に落ちない。。。納得できる解説を聞いた事が無いです。

でもサウンドとして聴き比べてみると確かにそこには長調性(明るい感じ)や短調性(暗い感じ)を聴き分けることが出来るって不思議だな~と思う。

 

 

音楽理論なんて意味不明な事ばっかりじゃん!

 

よくよく考えてみれば分からない事ばっか。

そもそも何で「ドレミファソラシド」の7つの音が選ばれなきゃいけなかったのかも分かんないし。6つじゃ駄目だったの?8個では?「レ♭」は何で外されちゃったのさ?ってね。

 

全ての基本となるメジャー・スケールですけど、それがなんで基本とされなきゃならないのか分かんない。6個目「ラ」音から始まるスケールを「マイナー・スケール」と呼んで特別扱いするのかも分かんない。だって3個目「ミ」から始まるスケールの立場はどうなってんのさ!って思いません?

こんな理屈に合わないもんを理論なんて呼んじゃいけないんじゃないんだろか?

っとそう思ってたわたしに、ある一定の理解というか、割り切り方を教えてくれたのが「憂鬱と官能を教えた学校」という書籍でした。

わたしの理解の中途半端さがいろんな誤解や間違いを孕んでるだろうっていうのは自覚の上で云わせてもらえば・・・・

 

 

長調/短調ってのは西欧クラシックのお話で俺には関係なくない?

 

 

異論があるのは承知の上で^^;

長調ってのはさ、つまるところこういうのを言うわけでしょ?

長調(メジャー)の曲

 

 

でもって、短調っていうのはこんなのじゃん。

短調(マイナー)の曲

 

 

これこそが、メジャーでありマイナーの世界なんですよ。ポップスとは別モノ、別世界の在り方なんだと、そう思ってしまえば色んな事がスッキリするのね。

 

同じ西欧の音楽だってもっと土俗的な音楽ではメジャーとかマイナーとか言えないものはいっぱいある。

 

 

近現代の音階が確立する以前のヨーロッパの音楽に長調/短調なんて無かったわけだし、

 

 

たとえば津軽じょんがら節。これって長調なの?短調なの?

なんとなく悲哀を感じるから、これってマイナーじゃない?ってそういうもんじゃないですよね。

(津軽三味線の名手、高橋竹山。カッケーっす)

 

長短調っていうのは、あくまでも12等分平均律とメジャー/マイナーっていう調性を生んだ古典派西欧クラシックの世界だけで通用する決まりごとでしかない!!

これはもう「じょんがら節」(じょんがら調?)という調性で作られた音楽だと理解する以外にありません(?)

 

さまざまな自出をもつ音楽を統一的に扱える音楽理論。そんなものがあり得るのかどうかは知りませんが、少なくとも一般的な理論っていうのは、西欧クラシックの流れをくむ音楽以外の音楽なんてマッタク視野に入れてないんだから、こっちから願い下げしちゃえばいいんじゃないっすかね?

 

なまじっかギターとかキーボードとか、クラシックの流れの中で生まれた楽器を使って演奏するもんだから、クラシカルな理屈を引きずってしまうけど、そこはキチンと分けて考えた方がいいんじゃなかろうか。

 

 

ドレミ・・・ばかりが調律でも調性でもない

 

 

ここから先は「憂鬱と官能を教えた学校」の劣化版引用でしかないですが・・・

 

この世の中に無限に連続する音の高低を、デジタルに12個サンプリングし、1つ1つの音の隔たりを等間隔に整備したものが12等分平均律、つまり一般的にわたし達が使うドレミファソラシドとか、長調とか短調っていう世界観を支える屋台骨。

今、音階って何?と問われれば「ドレミファソラシド」の平均律しか思い浮かべないんじゃないかと思うんですが、それってここ最近の常識でしかありません。

先程のYoutubeのバグパイプにせよ、三味線にせよ、グレゴリオ聖歌にしても、あれらの音楽が成立してる土台は平均律でもドレミでもない。

それぞれまったく別種の調律、調性の音楽です。

 

別に民謡をやりたいわけじゃね~んだし、そんなん関係ねぇジャン!! って、確かにそうっすね。こんなのただの与太話ですから、無視してもらって構わないです・・・

でもね、今あるロックやポップスに無視できないほどの多大な影響を与えた音楽にブルースってのがあるじゃないっすか。そのブルースって、言っちゃえば黒人の民謡じゃない?

特に最初期のブルースは耳触りも民謡そのものだと思う、どうでしょ?

 

 

ブルースって、長調も短調もなく、ブルース調としか言えない音楽です(本来は)。

それはドミナント終止とか、メジャー・コードに短3度や減5度のメロディーを当てる(ブルー・ノート)とか、理屈の上で沢山の例外を生みだした事でも明らかでしょ?

 

※ 書き間違いを見つけたので修正させてください。「ドミナント終止」 というのは最も基本的な終止系の事、ブルースとは無関係っす。言いたかったのはドミナントからサブドミナントへ向かう終止系、いわゆるターンアラウンドの部分の事でした。

 

 

それでも尚、西欧クラシックの理屈を使うのは・・・、便利だから?

 

わたしは専門家でも何でもないので、細けぇことはい~じゃね~か!とぶっ飛ばしてですね^^; それでもやっぱり和声/音楽理論を援用して、メジャー/マイナーとかそういう語法も使わせてもらってね、それでいいじゃんって思います。(今おもいっきりちゃぶ台をひっくり返しましたww)

だって便利なんだもん^^

 

西欧クラシックの理屈の何がそんなに便利なのかって、それはもう「12等分平均律」の使い勝手の良さに尽きるんでしょうね。

 

連続するアナログな音の高低をデジタルにサンプリングするっていうのが平均律の発想。

このドライな発想が、あらゆる音楽の音程をサンプリングされた12個の(平均律の)音に近似値として巻きとってしまうって志向を持っていて、世界中の音楽をこの近似値に整理しちゃえるんです。

もちろん多少音痴になります。元々の音楽が持つ音階の分解能力によっては成立しない場合もあります。でもブルースや長唄や津軽三味線など、かなり多くの音楽に対し(音楽じゃなくても?)機能しちゃう。

 

Wikipediaの音階の項を参照すると、「その他の民族音階」の所に沢山の地域の様々な音階が紹介されてますよね。でもこれって厳密にはウソです。だってそれぞれの音階には各々の調律があって、音階を表す言葉や記号があるんですもん。

音の周波数を比較しても必ず狂いがある、時に微妙に、時には大きな差異が。

それなのに「都節(みやこぶし)音階 は   C Db F G Ab」と書き表してるのは、平均律のデジタルな調律の中に近似値として丸めこんで記録してあるにすぎないのね。

   ※ (C D♭)っていう表記は平均律を基準にした記号化であるはず。

 

でも、そうする事によって様々な音階を分かり易く一覧する事ができるんですが、これってスゲー便利ですよね。こんなの12等分平均律だからこそ出来る芸当でしょ。

 

そうして丸めこんでしまえば、平均律のパワーによって自由に転調できちゃうし、西欧風味の音楽理論を援用して和声(コード)を与えてアンサンブルを作ってもいいし、

本当ならそこに無かったはずの長調とか短調というツールを使って調性をいじくり回してみたりっていうお遊びも可能になるって寸法。

 

ここで唐突に冒頭の問いに戻りますけど。。。

ペンタトニックで、例えばブルースを演奏する場合。狭義でいうところの長短調なんて本当は関係ないですよ。でもそれを敢えて長短調というツールを被せて2つに分けてみることで、一定の分かり易さと使いやすさを得られるって事・・・なんですけど。。。

ちょっと息切れ。

自分の中ですらハッキリしてない事を文章で著わそうなんて無理がありますね。何を言ってるのかサッパリ分からなかったらごめんなさい。貴重な時間を無駄に浪費させてしまったかも。。。。

 

<ペンタトニック関連記事の目次>

 

 

ペンタトニック・スケールの覚え方 その4

<ペンタトニック関連記事の目次>

 

メジャー・ペンタトニックについて

 

近現代の音楽っていうのはマイナーがあればメジャーがあるっていう鉄板の原則がありまして、マイナー・ペンタトニックっていう調性があるなら必ずメジャー・ペンタトニックもある・・・、というか、メジャー/長調の方が本来は基本で、そこからマイナーが派生するのが筋。

だから話が逆になっちゃいましたが、メジャー・ペンタトニックについても当然ながら覚えなきゃいけません。

暗記モノが大嫌いなアタクシとしては、まだ覚えなきゃなんね~の?っと、ウンザリするところですが、メジャーペンタトニックを憶えるのは意外に簡単です。

だってマイナー・ペンタと同じなんだもん。まったく一緒。
唯一違いがあるのはルートの位置だけです。

一番最初に、「マイナー・ペンタトニックは、人差し指をルートに置く所から出発する!!」と書きました。


1



Aマイナー・ペンタなら、人差し指をルートの6弦5フレットに置くんでした。

メジャーではルートを取る指が変わります。

メジャー・ペンタトニックは、小指をルートに置く所から出発する!!

 

つまり、Aメジャー・ペンタトニック・スケールの基本ポジション-1は、、、こうなります。

1


スケール・フォームの形はまったく一緒。だけどルートを小指で押さえるので位置がズレる。

基本ポジション-2も同じことです。形は一緒、ルートを押さえる指を小指に変えれば。。

2

まとめると、

マイナー・ペンタトニックを押さえる時は、人差し指をルートに置く所から出発する
・6弦のルートに人差し指を乗せたら、基本ポジション‐1
・5弦のルートに人差し指を乗せたら、基本ポジション‐2

メジャー・ペンタトニックを押さえる時は、小指をルートに置く所から出発する
・6弦のルートに小指を乗せたら、基本ポジション‐1
・5弦のルートに小指を乗せたら、基本ポジション‐2

 

拡張ポジションもまったく同じ事です、位置がずれるだけ。

 

3_2  

 

4  

 

出現する形が一緒なので憶える苦労はありませんが、かえって混乱しちゃいますね。

Aメジャー・ペンタトニックの音とフォームって100% F#マイナー・ペンタトニックとイコールだっていうのも初めのうちは混乱のもとかも知れません。

Aメジャー = F#マイナー

Cメジャー = Aマイナー

※ Cメジャーと思って小指を6弦8フレットに置く基本ポジションと、Aマイナーと思って人差し指を6弦5フレットに置く基本ポジション。まったく同じじゃんか。

平行調の項を参照

 

こういう事が起こるから調性って大事なんすよね。

Cメジャー・ペンタを弾いてるつもりなら、C△7コードを鳴らし、
Aマイナー・ペンタを弾くつもりなら、Am7コードを鳴らす。

そうすると、自然とメジャーならメジャーの、マイナーならマイナーのフィーリングが出せるようになる・・・・かも、多分。

ルーパーその他の録音再生装置を用意するのが面倒なら、自分でコードを鳴らして、その響きの記憶がある間にスケール練習するっていうのでもいいと思います。

 

<ペンタトニック関連記事の目次>

 

ペンタトニック・スケールの覚え方 その3

<ペンタトニック関連記事の目次>

 

ペンタトニック、拡張ポジションの連結

 

2つの拡張ポジションを覚えてしまえばゴールは間近です。

 
 

Mpent1

Mpent2


個別に憶えたスケール・ダイアグラムをスムーズに乗り換えられるように、前後関係が意識できるようになれば一先ずは完了だと思います。

一つの図に収めてしまえば一目瞭然。

 

1

 

2つの拡張ポジションを連結すれば、指板の広い範囲を動き回れますよね。

これに、基本ポジション-1,2から拡張ポジションを作った時にそぎ落とした部分を足してみましょうか。 

 

 

2  

 

まだまだ行けます。

6弦5フレットのルート音の”A”って、オクターブ上の6弦17フレットにもありますから、その位置から基本ポジション-1と、拡張-1が作れますね。

さらに、5弦の開放弦は”A”音なので、5弦開放から基本ポジション-2と拡張-2が作れるはず。

あれもこれも贅沢に、大もり全部のせにしてみると・・・

 

3


 

ギターの指板上にあるマイナー・ペンタトニックの全ての音が100%現れるって寸法です。

これが、基本ポジションの基本たるゆえん??。

拡張ポジションまで憶えてしまったら、それを手がかりとして5つのブロック・ポジションを憶えるのも多少は楽なのではないでしょうか?

 

本音な後記
だ~いたい8割ぐらいは埋まるだろうな~ってな予想はしてたんすけど、まさか全部埋まっちゃうとは思わなかったww 図にして書いてみるって重要っすね。。。

 

<ペンタトニック関連記事の目次>

 

 

ペンタトニック・スケールの覚え方 その2

<ペンタトニック関連記事の目次>

 
 

マイナー・ペンタトニックの拡張ポジション

 

ペンタトニックには2つの基本ポジションがあるっていうのが前回のお話でした

 

一応念を押しておきますけど、これはわたしの考える基本ってだけで、これから話す事も全てセオリーとして一般的なものなのかどうかっていう保証はありません。眉に唾付けながら聞いてください。

2つの基本ポジションっていうのはコレ。

1

5

 

 

この2つのポジション、このままでも十分使えるし、すんごく使用頻度の高いフォームです。これはこのまま憶えてしまうしかありません。繰り返し繰り返し、行っては帰りして指に沁み込むまで弾込むのみ!!さらに、このスケール・ポジションの中で適当なフレーズを作って遊ぶのも立派なスケール練習ですよね?

 

ただ、スケールって調性があって初めて意味をなすものだと思うんです。

ルート音を中心とする調性(キー)っていう世界観があるからこそ、スケール音一つ一つに異なる味わいが生まれるし、スケール外の音には異物感を感じる。そういった事を味わうのもスケール練習の内だろうと思います。

なので、バックに和音を鳴らしながらスケール練習するのがいいんじゃないかな?そんな事ないすか?みんなどうやってスケールの練習してるんでしょ?他の人が何を考えながらペンタを使ってるのか?そんな話ってあんまりした事ないですけど、結構興味あったりします。。。

ここでのケースでは<Key=Am>で話を進めているので、Amか、Am7コードをバックに流しながらスケール練習するのが基本だとわたしは思うんですけども。。。(そんな時にもルーパーがあると便利

 

まあともかく、

何よりもまず「基本ポジション-1」の形を視覚的に憶え、指で憶え、何も考えなくてもこのスケールをなぞれる様にするのが第一。

次に、基本ポジション-1の変形として、「基本ポジション-2」を憶える。

指にすっかり馴染むまで何度でも繰り返し弾くのが基礎練習になります。

 

で、それを憶えたら基本ポジションを拡張してみる。

そうすると、ど~んと世界が広がります。

 

基本ポジションを拡張する

 

基本2つのポジションそれぞれを拡張する、拡張ポジション-1、-2があります。

拡張って、一目瞭然だと思いますが、基本ポジションよりも低い音から高い音までカバーできるようにっていう音域的な拡張と、指板上のより広い範囲を使えるようにするって意味での拡張と両方を兼ね備えてます。

 

まずは、基本ポジション-1を拡張した、拡張ポジション-1から。


Mpent1


※ 1弦10フレットと12フレットの間の矢印はチョーキングで良く使うポジションなので特別に書き込んでみました。

 

このペンタの使い方は間違いなく基本中の基本です。

基本ポジション-1のどの部分を削って、どこに音が足されているのか、その差分についても十分把握できるようにしてください。

 

基本ポジション‐1を拡張することで、指板の広い範囲を駆け登ったり下ったりできますし、小指を使わず、人差し指と薬指だけでスケールをなぞる事が出来るって利点があります。

この人差し指と薬指だけで演奏できる部分を特別に「ボックス・ポジション」なんて呼び習わしたりしますよね。

ちなみに、ここの部分。


2



ネックを握りこむ「ロック・グリップ」スタイルで演奏する場合、小指の自由度がどうしても下がってしまうので、スケール・ポジション内にあるこういうボックス・ポジションを積極的に使うっていう発想が生まれる、のかな、多分・・・?

 

マイナー・ペンタトニックは人差し指をルートに置けと言った舌の根も乾かないうちにアレですが、ほら、ねぇ。。。 アレですよ、ガキじゃねぇんだからさ、大人の事情って奴ですよ。

4

 

え~w、当然ではありますが、3,5フレットの上記の部分は、3フレットを人差し指、5フレットは薬指で押さえて下さいね。ルートが薬指になっちゃいますけど

それでもなお、拡張ポジションで薬指をルートに置いてても、その元となる基本ポジションは常に心に見えてるし、心の人差し指は常にルートに置いておくんスよ。(これ1/3ぐらいはホント、大半は屁理屈です^^;) 

 

拡張ポジションは、「人差し指」「薬指」の2本だけで押さえられるように出来てます。フレットの位置の異なるポジションへ移る際には、スライドするなりして手を動かし、2本指の指使いを崩さないようにした方がいいと思います。

 

続いて、

基本ポジション‐2から作る拡張ポジション‐2の方も見てみましょう。

 

Mpent2



こちらもボックス・ポジションだらけで、フレットの低い位置から高いところまで繋いでいけるようになってます。指づかいは同じく2本指。

 

スケール練習を行うとき、運指方法(どのフレットをどの指で押さえるか)って大事なんだなと最近気付きました。その都度臨機応変に、悪く言えば適当な指使いでスケールを弾かず、必ず決まった運指方法で練習した方がいいようです。

ペンタの運指は簡単なので適当になる人はいないかもしれませんが、今後音素が増えて行くにしたがって、運指方法を固定するっていう発想が大事になってきます。

終盤で予定してる「スケールとコードの一致」では運指がぶれないことが特に重要になって来ますので、今から運指を固定するって意識を働かせておいた方がいいかも。いいような気もする、そんな雰囲気もあるかのような薄ぼんやりとした・・・・・・・

 

<ペンタトニック関連記事の目次>

 

P-FUNK! 菊池依子さん渾身のP-FUNK本、読みました

P-FUNKと言えば、ジョージ・クリントン率いるファンク集団。パーラメントやファンカデリック、ブーツィーズ・ラバー・バンド、P-ファンク・オールスターズなどなどひっくるめた音楽の総称であり、ピュア・ファンク(P-FUNK)という理念の総称でもあり、、、わたしのようなニワカにはちょっと掴みどころが難しいんですが・・・

そんなP-FUNKについての物語を、詳細なディスコ・グラフィーとともに解き明かしてくれるP-FUNK本、とても興味深く読まさせていただきました。

 

P-FUNK

 


 
 

70年代を席巻し今なお続くP-FUNKミュージックやアーティストの物語は、リアルタイムでは出会えなかった「ファンク」という音楽を理解する上でもとても参考になります。それ以上に、単純に面白かったですけどね^^

有名どころのアルバムすら全て聴けてないので、この本のディスコグラフィーを参考にしつつ、まだまだファンクに溺れ続けそう。

もしまだP-FUNKをちゃんと聴いたことが無いならライブDVDをまず見てみるのがお勧め。70年代にP-FUNKを一躍有名にしたマザーシップ・コネクションのライブがも~も~も~熱すぎて!魂を持って行かれちゃう事請け合いです。

ザ・マザーシップ・コネクション・ライヴ 1976 [DVD]

 

世界をファンキーにする神(Dr. ファンケンスタイン)が宇宙船から降り立つという感動的な演出と、酔っぱらいかジャンキーにしか見えないぐにゃぐにゃした動きで宇宙船のタラップから降りてくるジョージ(まさにファンキーなる神!!)www

そんなアフリカの箱舟信仰を思わせる演出や、奇抜な衣装も含め、大人数編成のファンク・バンドが繰り出す音楽に引き込まれ捲りです。

ペンタトニックを歌わせるための最低限の道具立て

<ペンタトニック関連記事の目次>

 

この手の味付け的な?話題をどの段階で挟めばいいか、ちょっと悩んだんですが、もうここでぶち込んどくことに決めました。

というのも、改めてペンタトニック・スケールだけで弾いてみようとしたら、まったくイイ感じにできなかったんです。最低限でもチョーキングとブルー・ノートぐらいは欲しいところ。

指板全体でペンタのポジションを確認してからと考えていましたが、これはもう最初っからセットで捉えておいた方がいいんじゃないですかね?

最低限、チョーキング(ベント)とブルー・ノート(ブルース・スケール)ぐらいは。

 

 

ベント(チョーキング)するポイント

 

世の移り変わりっていうのは儚いものです。全ては夢まぼろし、歌は世につれ世は歌につれ・・・って何か違うな?

いやだから、時代が変われば言葉も変わるんですね~。「ナウなヤング」なんてわたしですら口にした事のない古い世代の言葉がふっとよぎる。

何の話だ?ってベントですよ、ベント。ベントったって、燃料棒格納容器の内圧を下げるアレじゃないですよ。ってあああああああ、話が先に進まねぇじゃねぇか!

 

十数年ぶりに再びギターを手にした時、いくつかのギター用語が変わってたのは驚きでしたね。タッピングって何よ!?ライト・ハンド奏法じゃ駄目なの?とか、スラップ???チョッパーはどこ?みたいな。

広辞苑に掲載されたなら”老人語”って注釈を打たれるに違いないこれらの用語って、いったい何処から来て何処に行っちゃったのやら。。。

チョーキングもそのたぐいっすよね。今時はベントと呼ばなきゃナウなヤングじゃない!!クソッ、人をジジイ扱いしやがって。

ま、それはともかく。その、ベベベ、ベント?をペンタで使う場所を押さえておきましょ。

 

1_2

2_2  

紫の太陽っぽいドットになってる場所がチョーキング、じゃなくてベントするポイント。ここ以外はベント禁止!なんて事は無いですが、普通はここでするもんです。 

ベントっていうのは弦をグイッと押し上げるか押し下げるかして音程をレガートに上げていく行為。特別な効果を狙わない限りは、音程を上げた先もスケール内の音である必要があります。

そして、ベントの9割は全音(2フレット)以内の音程変化です。(1音半チョーキングとかありますけど、多用すると指が痛いし、ハイフレットじゃなきゃ難しいしね)

つまり、紫のドットの全音上(2フレット上)が、マイナー・ペンタの構成音になってるんです。って事は、チョーキングしなくたってそこのフレットを押さえて音を出してもOKなんですが、それについては拡張ポジションの回でもう一回触れます。

 

5

 

 

ブルー・ノートが無いとやっぱり味気ない

 

以前にもブルース・スケールについて記事を書いたことがありましたけど、やっぱりペンタにはこれがないと味気ないです。サビ抜きの寿司みたいな・・・、ってあんまり上手い例えが見つからなかったからパス!

 

ブルース・スケールって呼び方が正しいのか間違ってるのか実はよくわかりません。ネットでも書籍でも、いろんな人がいろんな呼び方をしてるので。。。

クラシックなどのハイ・アートと違って、ストリート・ミュージック生まれの音楽って権威ある方々がキッチリと決め事を定義するわけじゃないので、国や地域、仲間内など、そこでしか通用しない用語をでっちあげてる事が多いように思います。

まあ分からないものは分からないので、ここではこれをブルース・スケールと呼び、その特性音をブルー・ノートと呼ばせといてください。

 

このブルース・スケール、ペンタトニックにたった1個音を加えるだけで完成します。

やっぱり、メジャーとマイナーとあるんですが、ペンタトニックのメジャー/マイナーと同様でスタートするルートの位置が変わるだけでダイアグラムとして現われるポジションの形はまったく一緒です。

メジャーについてはメジャーの話をする時にしますんで、ともかくマイナーの図を。

 

3_2

4_2



紫色のドットが付加された音です。(灰色のドットも同じく付加音、ブロック・ポジションに隣接しているので参考として書いておきました)

この紫の位置の音は「 E♭ 」です。

Aマイナー・キーの減5度(♭V)

この音をブルー・ノートって呼んだり、呼ばなかったり・・・・、なんか良く分からんです。分からんですが、重要なことは呼び名じゃないので良しとしましょうよ。

とにかくこの音は使い勝手がいいと憶えときゃいいじゃないか!(ダメ?)

 

6  

 

 

このブルー・ノート、その他のペンタトニックのスケール音とは扱い方が違うので、その点だけ注意が必要です。

ペンタトニックの5つの音っていうのは、キー(調性)さえ外していなければ音痴にならない鉄板安心間違いない音ですよね。スタッカートで刻んでよし、ロングトーンで悦に入るもよし、その1音だけをしつこくしつこく、何小節続けようともそんなには困らない。

逆にいえば、和音によってはケンカしかねない音(メジャーなら4,7度、マイナーなら2,6度)を最初っから除外したスケールがペンタトニックだとも言えるんです。平たく言えば誰とでもそこそこ仲良くなれるO型タイプ。

でもブルー・ノートはそんなお人好しじゃない!減五度って音はケンカ売りまくりで誰とも馴染まない問題児なの。

そもそも調性外(ダイアトニック外)の音ですから、見境なく誰にでもケンカ売ります。

 

こんな奴を飲み会に誘っちゃったらもう大変っすよ。粗野で粗暴、自分勝手な振る舞いで場の空気は最悪だし、女の子たちもドン引き。2次会にだってさそっちゃいけません!

こういう手合いは、呑みの席にたまたま通りかかって「ようようお前ら久しぶりだなぁ」ってな具合にビール1杯だけご一緒して、「俺ちょっと用があるからもう行くわ」なんつって立ち去るぐらいが丁度いいの。

そうすると女の子たちが「ちょっと彼クールでイカシテない?」なんつって何十年前のセリフだよって感じでヒソヒソ話し出す。。。。って、何の話だ?

え~、ようするに、ちょっとだけ顔を出させるとワルな感じが漂って格好いいとw

もっと言っちゃえば、経過音(パッシング・ノート)としてだけ使うのがミソですね。

 

<ペンタトニック関連記事の目次>

 

 

ペンタトニック・スケールの覚え方 その1

<ペンタトニック関連記事の目次>

 

マイナー・ペンタトニックの基本ポジション

 

こういうのに裏技的な憶え方なんてありませんけどね。

ただ、全てのポジションを一度に全部覚えるよりは、なるべく小さなユニットから徐々に拡張して憶えていく方が無理がないような気がしないでもない。。。少なくとも自分はその方が好き。

もしペンタをまったく知らない人に一から教えるなら、この順序で教えるかな~って程度のお話です。そもそも十分にペンタトニックのフォームを知ってる人は読み飛ばし推奨です。

 

全貌だけ分かれば事足りるなら下記のダイアグラムだけ知ってればそれだけのこと。

※ メジャー・ペンタトニック
※ マイナー・ペンタトニック

 

ペンタトニック・スケールにはメジャーとマイナーがありましてね、っていうそもそものお話はコレ ※ メジャー・ペンタとマイナー・ペンタ 

 

 

まずはマイナー・ペンタトニックから憶えよう 

 

わたしが教本で初めて知ったのはマイナー・ペンタでした。というか、マイナーしか知らない時期が長~くありました^^;

学理的なセオリーではメジャーから覚えるのが筋かもしれないけど、ブルースやロックではマイナー・ペンタの方が使用頻度が高い?ように思う・・・、統計を取ったわけじゃないけど。。。

なので、マイナーから憶えたほうが遊びやすいんじゃないかな?(テキトウです)

 

まあ、どっちが最初でも大差ないのでマイナーからって事にしておこう。

 

わたしが学んだ教本に従って、キーはAマイナーで話を進めます。

三つ子の魂百までなのかどうか分からんですけど、今もAマイナー・ペンタトニックが一番手に馴染みます。

 

マイナー・ペンタトニックには基本的なブロック・フォームが5個あるんですが、その中の2つを基本中の基本、マイナー・ペンタの基本ポジション-1、-2、と呼びます。(わたしが勝手に呼んでるだけなので、そろそろ眉に唾を付けといてくださいw)

 

基本ポジション-1はコレです。

1


赤丸がルートです。この赤丸の位置の音(6弦5フレットなど)が「 A 」なので、このダイアグラムは「Aマイナー・ペンタトニック」なのね。

 

でもって、これが重要(?)なんですが

「マイナー・ペンタトニックは、人差し指をルートに置く所から出発する!!」

こう覚えちゃいましょう。

だから、6弦5フレットに人差し指を置いて基本ポジション-1を弾いたら、それはAマイナー・ペンタって事。

先回りして言っちゃうと、「メジャー・ペンタトニックは、小指をルートに置く所から出発する」んです。マイナーは人差し指メジャーは小指と覚えておくといいかも。

 

念を押しますけど、あれもこれも、最初に憶える際の記憶のフックにするための情報ですからね。一度覚えてしまえばこういったフックは忘れちゃえばいいんです。しかもこれ、わたしがそうやって憶えたってだけで、あんまり他では聞いたもないし、だから鵜呑みにしないでね。

上記のポジションが基本中の基本、一番有名なポジションです。でも冒頭で言ったようにペンタトニックにはもう一つ基本ポジションがあります。

それが5弦をルートに取るポジション。

 

ギターの指板っていうのは全ての音が相似形に並んでるんですね。だから、「基本ポジション‐1」の形のままフレットをずらしてもキーが変わるだけでペンタトニックとしての機能は失われないんです。

たとえばコレ。

2

人差し指を6弦の5フレットから8フレットに移して「基本ポジション-1」を弾けば「Cマイナー・ペンタ」。キーがAからCに変わるけど、マイナー・ペンタである事には変わらないの。

 

これって、フレットに対してだけじゃありません。ギターって弦を移っても同じく相似形なんです。

例えばルートの位置を6弦じゃなく5弦にズラすと。。。

3

もともと1弦だった部分ははみ出しちゃいますが、単純にズラすとこんな具合ですね。

 

ただし!!。気を付けなきゃならないことが1個だけ。。。

こっち方向にズラす場合、2弦と3弦の間にあるチューニングのギャップを考慮しなきゃ駄目なんです。以前セーヌ川とか言いましたけど、この2弦と3弦間で半音(1フレット分)ポジションがズレちゃうんです。

それを考慮すれば、こうなる。

 

 

4

 

追記:
6弦が空白になってる事に一応の言及(指摘するまでもないかもしれないけど)。6弦と1弦はまったく同じ音が並んでます。1弦の5フレットが「 A 」なら、6弦5フレットは2オクターブ下の「 A 」。スケール・パターンも1弦と6弦は必ず同じです。

 

ちゅう事で、Aマイナー・ペンタトニック・スケールの基本ポジション‐2は、5弦をルートに取るこんなフォームになります。

 

5


まとめると、

マイナー・ペンタトニックを押さえる時は、人差し指をルートに置く所から出発する

・6弦のルートに人差し指を乗せたら、基本ポジション‐1

5弦のルートに人差し指を乗せたら、基本ポジション‐2

 
 

さて、基本があれば応用がある。ここでの場合、基本ポジションを拡張するやり方があるんですが(これは本当に王道オーソドックスな手法)、それは次回。

 

<ペンタトニック関連記事の目次>

 

 

ペンタトニック考

<ペンタトニック関連記事の目次>

 

ちょっと前に、ホールトーン・スケールからいろんなスケールを導き出すっていう記事を書きました。鍵盤楽器用のちょっとした手法をギターに置き換えたらどうだろうという単純な発想で。

まあ、なんというか、結果は微妙。。。あんまりギター向きじゃなかった・・・

お遊びですから、あれはあれでいいんですけども。。。

 

ギターに限らず楽器をはじめると、憶えなきゃならない事のあまりの膨大さに圧倒されちゃいますよね?そんな事ないですか?

少なく見積もっても2,30個はコードを憶えなきゃ話にならないし、憶えておいた方がいいスケール・フォームだって10個や20個じゃ利かないでしょ?指板上の音だって最低限5,6弦上の音と開放弦ぐらいは暗記してなきゃ駄目だろうし・・・

"ドレミファ~"のメジャー・スケールひとつ取っても、全てのキーを指板全体で、自由自在に弾ける状態になるのにどれだけの事を理解し、暗記しなきゃいけないか。。。考えると気が遠くなります。

少なくともわたしには出来ません。残念なお知らせですけど。。。

 

ドレミが弾けなくたって曲は弾けるじゃん!って、それはそうなんですよ。

でも自分の中で音楽をちゃんと咀嚼して応用を利かすにはそういう部分も大事なんじゃないかと思うんです。あくまで思ってるだけですけど、だって出来ないんだから・・・

でもって、そういうのを丸暗記するのが大大大大の苦手、大嫌いなわたしとしましては、何かしらの記憶のとっかかりになるような、記憶を引っかけておくフックのような、そういうものが必要なんです。それこそホールトーン・スケールの様な感じで。

 

そんなこんなでペンタトニックについてもう一度考えてみる 

 

半分は本気だったホールトーン・スケール、でもあれはやっぱり失敗。無理がありました。

でもそこでふと思っちゃったんですよ、ギターの場合はペンタトニックなんじゃない?って。ホールトーンじゃなくて、ペンタトニックを出発点にしてスケールやコードの知識を体系化できたら良くないですか?

だってポピュラー・ミュージックのギタリストでペンタトニックを知らない、練習した事が無い人はいないじゃないですか(たぶん)
もし知らないなら、今すぐにでも憶えて損はないでしょ?ペンタ。

※ペンタトニック・スケールについて

って事で(?)ペンタにまつわるアレコレを無理無駄満載でこねくり回してみる今日この頃なのです。

 

 

ペンタトニック初体験... ウフ 

 

ペンタトニックってモノをはじめて知ったのは、たぶん25年ぐらい前です。たぶん高校生にはなってたはず。

楽器屋で買った「簡単アドリブ入門」みたいな感じの教本ではじめて知りました。

ピンクのソノシートが1枚ついてたんですよねぇ、それを繰り返し繰り返し聴いたのを今でも鮮明に思い出せる。ソノシート付きの教本を知ってる世代って、もう中年真っ只中以上のオッサン&オバサンっすよねぇ~www

カセットテープなんて見た事ないとか、ラジカセって何?とか、ドリフは知っててもドリフの西遊記は知らないとか、まったくジェネレーション・ギャップって・・・まあいいんですけど。

 

この本、今も残ってたら面白かったのになぁ。ある種の歴史的資料としてww 

どれだけ現在のギター教本が進化してきたのか、それともしてないのか、あれこれ検証してみるのも楽しそうなのに。

ま、それはともかく。

高校生の頃この教本で初めて知ったペンタトニック・スケール。そしてそのペンタを使ったアドリブ。当時すんごく興奮したんです、わたし。

コピーじゃなく、その場で、即興で、それっぽいフレーズが弾けちゃうなんてスゲー、俺スゲーなんて感じでwww

その頃弾いてた即興フレーズなんて今聴いたら何日か寝れなくなるほど酷いもんだったはずですけど、それでも感動したなぁ。音楽ってものの正体を垣間見たような気がして。。。

 

 

中途半端だったペンタの原初体験

 

その高校生のわたしが買った教本なんですけどね、その一冊を全て読み込んで、練習することで憶えられる内容が・・・・

Aマイナー・ペンタの一番基本のフォームだけ!!

だったの。

1_2

これ。。。。だけ。。。

 

しょぼいもんです。かなり長い間、このフォームしか知りませんでしたよ、アタクシ。

その後、3弦をスライド・アップして2,1弦へと駆け上がるやり方を知った時は狂喜しましたからね、マヂで。

2_2



ソノシートに吹き込まれた模範演奏も酷いもんでしたww

上手い下手とかじゃなくてですね、模範フレーズがまーまーまー格好悪い。取って付けたような素人くさいフレーズっていうんですか?

もちろんド素人のガキだった当時のわたしですら「模範演奏をコピーしてみよう!」って指示に従うのが苦痛だったレベル。

あの当時の教本なんてほとんどそんなでしたけどね。

教本だけじゃなく、あの頃の日本のギタリストのアドリブソロなんてそもそもが・・・・(自粛)

 

これを憶えた当初、スケール音を羅列するだけでも楽しくて、ペンタのフレーズばっかり弾いてました。でもね~、すぐに飽きちゃうんですよ。

飽きてくるというよりも、ミュージシャンの弾くソロのように上手いソロにならなくて行き詰っちゃうの。それもそのはずで、この基本ポジションと馬鹿正直なペンタトニックの5つの音使いしか知らないってんじゃ限界があるってもんです。

その当時のわたしは分けも分からずフォームをなぞってただけだったし・・・

 

 

バカもスケールも使いよう!

 

スケールなんてそもそもが音階でしかないっすよ。

ペンタトニックっていう音階を使ってブルースを弾く人もいれば、ド演歌を演奏する人もいるし、学校唱歌みたいなのでも十分イケちゃうし。。。

いや、むしろそれすら逆の話で、ある音楽のメロディー・ラインを集めて調べてみたらペンタトニックの5音階しか使ってない!っていう分析結果が出た。ってだけの代物なんです。

そもそも音階を知るだけで音楽になるんなら、学校でドレミを教わった日本人全員が音楽家になれちゃうわけで、そんな都合のいい話はありませんよね、残念ながら。

 

ペンタを習って最初の頃はスケール音をデタラメに並べるだで悦に入るのが関の山。

そこにブルースならブルースの、ロックならロックの、演歌、ポップス、民謡とか、そういったフィーリングを与えてはじめてサウンドするというか、音楽になるというか・・・

で、逆説的な事を言うようですけど、そこまで行ったらそもそもペンタの5音に縛られる必要なんてなくなっていくように思います。

それならペンタなんて憶える必要があるの?って気もしますが、そこまでたどり着くには自分のやりたい音楽を自分の血となり肉となるまで大量に聴きこまなきゃいけないし、それをアウトプットする練習としてコピーも大事。

それに本気で才能のある一握りの天才はともかく、何の道しるべもなく闇雲に音楽を聴いて、コピーするだけじゃ限界があるのも事実でね、ペンタトニックの音使いやポジションを憶える事って、凡人にとっての道しるべ・地図みたいなものって気がするんです。

いわゆる音楽理論だとか、和声ってのもそんなもんですよね。

 

コピーしたフレーズがペンタトニックのフォームにピッタリ合致している事を最初に発見した時はちょっと感動だったし、逆にペンタにはない音が使われている時には疑問に思ったり。そういうのが大事なんじゃないでしょうか?

そういう経験を積んでいく中で徐々にペンタの歌わせ方が上手くなったりとか(多分)

わたしはまだまだその途上だし、経験も少なくて下手くそなので偉そうなことは言えませんが・・・

 

 

ペンタがギターの理屈を理解する記憶のフックになるんじゃなかろうか??

 

とにもかくにも、まず何よりも先に「ペンタトニックを知る」ことが重要です。

それも、わたしが最初に買った教本みたいに1つのポジションだけなんていう片手落ちじゃなく、指板全体でそれが分かるって事がスタート地点。

そして、それをフックにしながら理解できる事を広げていく。

そんな無理のないプログラムっていうのが在り得るんじゃなかろうか?ってことを考えてみたいんだけど、どうなんだろ?

どうもこうも、しょせん素人考えでしか無いわけですけどね ^ ^

ってな事で、わたしの個人的な「ペンタ考」はペンタトニック・スケールの覚え方って所からスタートしたいと思います。

たぶんきっと長々と続きます、コレ。

 

<ペンタトニック関連記事の目次>

 

 

ご冥福をお祈りします。コーネル・デュプリーの訃報に触れて。。。

コーネル・デュプリーさん、お亡くなりになってしまいました。

Cornell Dupree, rhythm-and-blues guitarist, dies at 69

職人肌というか、いぶし銀なR&Bギタリスト。享年69歳との事ですから大往生だったと信じたいです。晩年は肺気腫を患い、Youtubeにもチューブに繋がれながら演奏する、見るからに具合の悪そうなライブ映像が上がっていましたし、肺移植手術の費用を集めるために仲間がチャリティーライブをしていたりしていたようですね。

まったく知らなかったのでショックもひとしおでした。。。

 

これは元気なころのご様子。ギター1本だけでのリズミックなプレイが渋い。



 
 

テレキャスを抱えるたたずまいがCOOLすぎ! エリック・ゲイルとの掛け合いも聴きごたえがある。

 

この訃報をはじめて聞いたのはTwitterのTLでしたが、情報の出元はエリック・ゲイルの奥さんのツイートだったらしいですよね(確認はしてませんが・・・)。 

 

 

P-FUNKのオムツのゲイリーことゲイリー・シャイダーの訃報に触れた時もそうでしたが、病気を患っている事をまったく知らなかったのが悔やまれます。。。

 

長いキャリアを持つコーネルさんですが、わたしがこの手の音楽を聴くようになったのって極めて最近なんですよね。なので超個人的な話ですけど、知り合ったばかりの先輩に突然先立たれてしまったような、あ~これからもっといろいろ教えてもらいたかったのに、なんていう気分で寂しい限りです。

 

とは言いつつ、わたしにとってコーネル・デュプリーといって真っ先に思い起こす人はこの方だったりするんですけども・・・


 
 

にわかファンは"にわか"なりにご冥福をお祈りします。

 

ティージン

 

« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »

無料ブログはココログ