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ペンタトニックを歌わせるための最低限の道具立て

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この手の味付け的な?話題をどの段階で挟めばいいか、ちょっと悩んだんですが、もうここでぶち込んどくことに決めました。

というのも、改めてペンタトニック・スケールだけで弾いてみようとしたら、まったくイイ感じにできなかったんです。最低限でもチョーキングとブルー・ノートぐらいは欲しいところ。

指板全体でペンタのポジションを確認してからと考えていましたが、これはもう最初っからセットで捉えておいた方がいいんじゃないですかね?

最低限、チョーキング(ベント)とブルー・ノート(ブルース・スケール)ぐらいは。

 

 

ベント(チョーキング)するポイント

 

世の移り変わりっていうのは儚いものです。全ては夢まぼろし、歌は世につれ世は歌につれ・・・って何か違うな?

いやだから、時代が変われば言葉も変わるんですね~。「ナウなヤング」なんてわたしですら口にした事のない古い世代の言葉がふっとよぎる。

何の話だ?ってベントですよ、ベント。ベントったって、燃料棒格納容器の内圧を下げるアレじゃないですよ。ってあああああああ、話が先に進まねぇじゃねぇか!

 

十数年ぶりに再びギターを手にした時、いくつかのギター用語が変わってたのは驚きでしたね。タッピングって何よ!?ライト・ハンド奏法じゃ駄目なの?とか、スラップ???チョッパーはどこ?みたいな。

広辞苑に掲載されたなら”老人語”って注釈を打たれるに違いないこれらの用語って、いったい何処から来て何処に行っちゃったのやら。。。

チョーキングもそのたぐいっすよね。今時はベントと呼ばなきゃナウなヤングじゃない!!クソッ、人をジジイ扱いしやがって。

ま、それはともかく。その、ベベベ、ベント?をペンタで使う場所を押さえておきましょ。

 

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紫の太陽っぽいドットになってる場所がチョーキング、じゃなくてベントするポイント。ここ以外はベント禁止!なんて事は無いですが、普通はここでするもんです。 

ベントっていうのは弦をグイッと押し上げるか押し下げるかして音程をレガートに上げていく行為。特別な効果を狙わない限りは、音程を上げた先もスケール内の音である必要があります。

そして、ベントの9割は全音(2フレット)以内の音程変化です。(1音半チョーキングとかありますけど、多用すると指が痛いし、ハイフレットじゃなきゃ難しいしね)

つまり、紫のドットの全音上(2フレット上)が、マイナー・ペンタの構成音になってるんです。って事は、チョーキングしなくたってそこのフレットを押さえて音を出してもOKなんですが、それについては拡張ポジションの回でもう一回触れます。

 

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ブルー・ノートが無いとやっぱり味気ない

 

以前にもブルース・スケールについて記事を書いたことがありましたけど、やっぱりペンタにはこれがないと味気ないです。サビ抜きの寿司みたいな・・・、ってあんまり上手い例えが見つからなかったからパス!

 

ブルース・スケールって呼び方が正しいのか間違ってるのか実はよくわかりません。ネットでも書籍でも、いろんな人がいろんな呼び方をしてるので。。。

クラシックなどのハイ・アートと違って、ストリート・ミュージック生まれの音楽って権威ある方々がキッチリと決め事を定義するわけじゃないので、国や地域、仲間内など、そこでしか通用しない用語をでっちあげてる事が多いように思います。

まあ分からないものは分からないので、ここではこれをブルース・スケールと呼び、その特性音をブルー・ノートと呼ばせといてください。

 

このブルース・スケール、ペンタトニックにたった1個音を加えるだけで完成します。

やっぱり、メジャーとマイナーとあるんですが、ペンタトニックのメジャー/マイナーと同様でスタートするルートの位置が変わるだけでダイアグラムとして現われるポジションの形はまったく一緒です。

メジャーについてはメジャーの話をする時にしますんで、ともかくマイナーの図を。

 

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紫色のドットが付加された音です。(灰色のドットも同じく付加音、ブロック・ポジションに隣接しているので参考として書いておきました)

この紫の位置の音は「 E♭ 」です。

Aマイナー・キーの減5度(♭V)

この音をブルー・ノートって呼んだり、呼ばなかったり・・・・、なんか良く分からんです。分からんですが、重要なことは呼び名じゃないので良しとしましょうよ。

とにかくこの音は使い勝手がいいと憶えときゃいいじゃないか!(ダメ?)

 

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このブルー・ノート、その他のペンタトニックのスケール音とは扱い方が違うので、その点だけ注意が必要です。

ペンタトニックの5つの音っていうのは、キー(調性)さえ外していなければ音痴にならない鉄板安心間違いない音ですよね。スタッカートで刻んでよし、ロングトーンで悦に入るもよし、その1音だけをしつこくしつこく、何小節続けようともそんなには困らない。

逆にいえば、和音によってはケンカしかねない音(メジャーなら4,7度、マイナーなら2,6度)を最初っから除外したスケールがペンタトニックだとも言えるんです。平たく言えば誰とでもそこそこ仲良くなれるO型タイプ。

でもブルー・ノートはそんなお人好しじゃない!減五度って音はケンカ売りまくりで誰とも馴染まない問題児なの。

そもそも調性外(ダイアトニック外)の音ですから、見境なく誰にでもケンカ売ります。

 

こんな奴を飲み会に誘っちゃったらもう大変っすよ。粗野で粗暴、自分勝手な振る舞いで場の空気は最悪だし、女の子たちもドン引き。2次会にだってさそっちゃいけません!

こういう手合いは、呑みの席にたまたま通りかかって「ようようお前ら久しぶりだなぁ」ってな具合にビール1杯だけご一緒して、「俺ちょっと用があるからもう行くわ」なんつって立ち去るぐらいが丁度いいの。

そうすると女の子たちが「ちょっと彼クールでイカシテない?」なんつって何十年前のセリフだよって感じでヒソヒソ話し出す。。。。って、何の話だ?

え~、ようするに、ちょっとだけ顔を出させるとワルな感じが漂って格好いいとw

もっと言っちゃえば、経過音(パッシング・ノート)としてだけ使うのがミソですね。

 

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コメント

今の所なんとか付いていけてます。

ブルーノートがケンカ売りまくりの問題児で、呑み会にはちょっとだけ顔を出すぐらいがカッコ良いという例えに納得です(笑)

大吉さん、コメントありがとうございます。

いや~、一人でも見ててくれる人がいるかと思うと励みになります^^;
このブルーノートの使いどころが分からなくて使いあぐねてた時にもらったアドバイスの改悪版なんですけどねw

師匠曰く「音使いに慣れるためには積極的にブルーノートを使え!つまりフレーズを弾き始める時、必ずブルーノートから始めろ!でもブルーノートは不協和だから音を出したらすぐに半音上か、半音下のスケール音へ逃げろ」

ブルーノートの例えは、面白いですねー。
サックスをちょっとやってますが、たしかにそんなかんじで使ってます。

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