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メジャーとマイナーって結局なんなのさ?

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メジャー・ペンタトニックとマイナー・ペンタトニックって不思議じゃないですか?

例えば、このペンタトニック。

Penta_2

ルートが5フレットにあると思えば「Aマイナー・ペンタトニック」だけど、ルートが8フレットにあると思えば「Cメジャー・ペンタトニック」。

使う音はまったく一緒。同じ音ですよ?

なのにマイナーとメジャーっていう、ある意味性質の正反対なスケールだって事になるのは何でなの?なんだか腑に落ちないなぁと思う。

 

ペンタトニックじゃなくて、普通のメジャー・スケールもそうですよね。

「ド」をルートと思えば「ドレミファソラシド」でメジャー・スケール。でも「ラ」をルートとすれば「ラシドレミファソラ」でマイナー・スケール。

1

一緒じゃんって思います。

 

このメジャーとマイナーの関係を平行調と呼び、長調とか短調とかって区別を調性というんですけど、実のところそれって何???

いまだ解けない謎だったりします。説明されてもよく分からないんですよね。腑に落ちない。。。納得できる解説を聞いた事が無いです。

でもサウンドとして聴き比べてみると確かにそこには長調性(明るい感じ)や短調性(暗い感じ)を聴き分けることが出来るって不思議だな~と思う。

 

 

音楽理論なんて意味不明な事ばっかりじゃん!

 

よくよく考えてみれば分からない事ばっか。

そもそも何で「ドレミファソラシド」の7つの音が選ばれなきゃいけなかったのかも分かんないし。6つじゃ駄目だったの?8個では?「レ♭」は何で外されちゃったのさ?ってね。

 

全ての基本となるメジャー・スケールですけど、それがなんで基本とされなきゃならないのか分かんない。6個目「ラ」音から始まるスケールを「マイナー・スケール」と呼んで特別扱いするのかも分かんない。だって3個目「ミ」から始まるスケールの立場はどうなってんのさ!って思いません?

こんな理屈に合わないもんを理論なんて呼んじゃいけないんじゃないんだろか?

っとそう思ってたわたしに、ある一定の理解というか、割り切り方を教えてくれたのが「憂鬱と官能を教えた学校」という書籍でした。

わたしの理解の中途半端さがいろんな誤解や間違いを孕んでるだろうっていうのは自覚の上で云わせてもらえば・・・・

 

 

長調/短調ってのは西欧クラシックのお話で俺には関係なくない?

 

 

異論があるのは承知の上で^^;

長調ってのはさ、つまるところこういうのを言うわけでしょ?

長調(メジャー)の曲

 

 

でもって、短調っていうのはこんなのじゃん。

短調(マイナー)の曲

 

 

これこそが、メジャーでありマイナーの世界なんですよ。ポップスとは別モノ、別世界の在り方なんだと、そう思ってしまえば色んな事がスッキリするのね。

 

同じ西欧の音楽だってもっと土俗的な音楽ではメジャーとかマイナーとか言えないものはいっぱいある。

 

 

近現代の音階が確立する以前のヨーロッパの音楽に長調/短調なんて無かったわけだし、

 

 

たとえば津軽じょんがら節。これって長調なの?短調なの?

なんとなく悲哀を感じるから、これってマイナーじゃない?ってそういうもんじゃないですよね。

(津軽三味線の名手、高橋竹山。カッケーっす)

 

長短調っていうのは、あくまでも12等分平均律とメジャー/マイナーっていう調性を生んだ古典派西欧クラシックの世界だけで通用する決まりごとでしかない!!

これはもう「じょんがら節」(じょんがら調?)という調性で作られた音楽だと理解する以外にありません(?)

 

さまざまな自出をもつ音楽を統一的に扱える音楽理論。そんなものがあり得るのかどうかは知りませんが、少なくとも一般的な理論っていうのは、西欧クラシックの流れをくむ音楽以外の音楽なんてマッタク視野に入れてないんだから、こっちから願い下げしちゃえばいいんじゃないっすかね?

 

なまじっかギターとかキーボードとか、クラシックの流れの中で生まれた楽器を使って演奏するもんだから、クラシカルな理屈を引きずってしまうけど、そこはキチンと分けて考えた方がいいんじゃなかろうか。

 

 

ドレミ・・・ばかりが調律でも調性でもない

 

 

ここから先は「憂鬱と官能を教えた学校」の劣化版引用でしかないですが・・・

 

この世の中に無限に連続する音の高低を、デジタルに12個サンプリングし、1つ1つの音の隔たりを等間隔に整備したものが12等分平均律、つまり一般的にわたし達が使うドレミファソラシドとか、長調とか短調っていう世界観を支える屋台骨。

今、音階って何?と問われれば「ドレミファソラシド」の平均律しか思い浮かべないんじゃないかと思うんですが、それってここ最近の常識でしかありません。

先程のYoutubeのバグパイプにせよ、三味線にせよ、グレゴリオ聖歌にしても、あれらの音楽が成立してる土台は平均律でもドレミでもない。

それぞれまったく別種の調律、調性の音楽です。

 

別に民謡をやりたいわけじゃね~んだし、そんなん関係ねぇジャン!! って、確かにそうっすね。こんなのただの与太話ですから、無視してもらって構わないです・・・

でもね、今あるロックやポップスに無視できないほどの多大な影響を与えた音楽にブルースってのがあるじゃないっすか。そのブルースって、言っちゃえば黒人の民謡じゃない?

特に最初期のブルースは耳触りも民謡そのものだと思う、どうでしょ?

 

 

ブルースって、長調も短調もなく、ブルース調としか言えない音楽です(本来は)。

それはドミナント終止とか、メジャー・コードに短3度や減5度のメロディーを当てる(ブルー・ノート)とか、理屈の上で沢山の例外を生みだした事でも明らかでしょ?

 

※ 書き間違いを見つけたので修正させてください。「ドミナント終止」 というのは最も基本的な終止系の事、ブルースとは無関係っす。言いたかったのはドミナントからサブドミナントへ向かう終止系、いわゆるターンアラウンドの部分の事でした。

 

 

それでも尚、西欧クラシックの理屈を使うのは・・・、便利だから?

 

わたしは専門家でも何でもないので、細けぇことはい~じゃね~か!とぶっ飛ばしてですね^^; それでもやっぱり和声/音楽理論を援用して、メジャー/マイナーとかそういう語法も使わせてもらってね、それでいいじゃんって思います。(今おもいっきりちゃぶ台をひっくり返しましたww)

だって便利なんだもん^^

 

西欧クラシックの理屈の何がそんなに便利なのかって、それはもう「12等分平均律」の使い勝手の良さに尽きるんでしょうね。

 

連続するアナログな音の高低をデジタルにサンプリングするっていうのが平均律の発想。

このドライな発想が、あらゆる音楽の音程をサンプリングされた12個の(平均律の)音に近似値として巻きとってしまうって志向を持っていて、世界中の音楽をこの近似値に整理しちゃえるんです。

もちろん多少音痴になります。元々の音楽が持つ音階の分解能力によっては成立しない場合もあります。でもブルースや長唄や津軽三味線など、かなり多くの音楽に対し(音楽じゃなくても?)機能しちゃう。

 

Wikipediaの音階の項を参照すると、「その他の民族音階」の所に沢山の地域の様々な音階が紹介されてますよね。でもこれって厳密にはウソです。だってそれぞれの音階には各々の調律があって、音階を表す言葉や記号があるんですもん。

音の周波数を比較しても必ず狂いがある、時に微妙に、時には大きな差異が。

それなのに「都節(みやこぶし)音階 は   C Db F G Ab」と書き表してるのは、平均律のデジタルな調律の中に近似値として丸めこんで記録してあるにすぎないのね。

   ※ (C D♭)っていう表記は平均律を基準にした記号化であるはず。

 

でも、そうする事によって様々な音階を分かり易く一覧する事ができるんですが、これってスゲー便利ですよね。こんなの12等分平均律だからこそ出来る芸当でしょ。

 

そうして丸めこんでしまえば、平均律のパワーによって自由に転調できちゃうし、西欧風味の音楽理論を援用して和声(コード)を与えてアンサンブルを作ってもいいし、

本当ならそこに無かったはずの長調とか短調というツールを使って調性をいじくり回してみたりっていうお遊びも可能になるって寸法。

 

ここで唐突に冒頭の問いに戻りますけど。。。

ペンタトニックで、例えばブルースを演奏する場合。狭義でいうところの長短調なんて本当は関係ないですよ。でもそれを敢えて長短調というツールを被せて2つに分けてみることで、一定の分かり易さと使いやすさを得られるって事・・・なんですけど。。。

ちょっと息切れ。

自分の中ですらハッキリしてない事を文章で著わそうなんて無理がありますね。何を言ってるのかサッパリ分からなかったらごめんなさい。貴重な時間を無駄に浪費させてしまったかも。。。。

 

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コメント

うおぉ。しばらく立ち寄ってなかったんですが。ペンタ一連の日記を読んで、ふむふむ、と。一度、ギター抱えてお会いしたいっすなぁ。

さくらいさん、こんばんは。

ない知恵を絞ってあれこれ考えてみるんですが、ちょっと息切れ気味で^^; 
いいですね~、ギターを抱えて遊びたいです。いろいろ教えてもらおうっていう下心もあったりしてw

何の気なしにこのブログを見つけたのですが、非常に面白いです。勉強になります!

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