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スケールを図で覚えるだけじゃ足りないもの

この記事の話の続きです「スケールをポジションで覚えることの功罪について

続きとか言いつつ話は突然飛びますが、わたし姪っ子が二人おりまして、二人共ピアノを習ってるんですね。まあ姪っ子だけじゃなくて、その姪の母親であるわたしの姉も、さらに云えばわたしの母もピアノをやってたんで、みんな当然のように楽譜が読めるの。ようするに女連中は全員楽譜が読めて、男どもは読めないと、そういった家族構成になっております。

しっかし、なんでオレもピアノ教室とか通わせといてくれてなかったんだろうなぁ、ガキの頃。。。そしたら今頃楽譜も読めてたし、音感だってもっと良かったかもしれないのによ〜・・・

なんてね。ま、幼少の頃のわたしはと云えば、もっぱら外を駆けずり回ってるだけのガキで、習字もそろばん教室も数ヶ月でケツを捲くるありさまでしたし、親からすりゃお門違いも甚だしいってもんですが。

そんな残念なお知らせはともかくとして、本題はここから。

今年の正月に家族が集った際、姪っ子達が習ってるピアノを披露するっていうお決まりの催し物がひとしきりあって、でもまあ子供たちですから集中力が続くわけもなくグダグダな終わりを見せかけた折、今年小学校に入学する姪っ子が何を思ったか、わたしにピアノを弾かせようと教え始めたんです。

自分が習い始めた時の、一番最初の(なのかな?)テキストを引っ張り出して。

このテキストってのが、両手の親指を2本とも同じドのキーの上において、右手はドレミファソ、左手は親指からドシラソファに固定して弾く譜例集。ちゃんと二段譜になってました。

これが鍵盤楽器練習の一般的な入り方なの?

上段がト音記号、下段がヘ音記号、右手上段、左手下段、各指は担当する1つの音に括りつけなので、限られた範囲の音だけとはいえ、楽譜を目で追いながら手元を見なくても譜例をこなしていけるって寸法です。

このガチガチな基礎譜例だけでも結構な分量でしたね。たぶんこれを基盤にして、徐々にその外側へ音を増やす訓練が続くんでしょう。

ちなみに余談ですけど、ギターって左手の人差し指から小指に向けて音が高くなるじゃないですか、構造的に。でもピアノは真逆で、小指に向けて音が低くなってくのね。当たり前の話ですが。

これがなんだか、頭じゃ理解してるのに感覚的な違和感があって面白かった。

左手 人差し指→小指 って順に鍵盤を叩く時、自分頭の中では音が高くなってくイメージなのに、実際の音は低くなるからアレっ?ってなる。

音符と一対一に括りつけた指使いだけを追って弾いてて、それでどんな音が出るかを実際に鍵盤を叩くまで考えてないからだろうな、たぶん。

余談はともかくとして、あれです、姪っ子に教わりながらね、思ったの。

楽譜って、鍵盤楽器用のタブ譜じゃんって。

もともとそういう物だとは思ってましたけど、改めて五線譜と鍵盤楽器の親和性の高さっていうか、もうこの2つはニワトリが先かタマゴが先かっていうレベルでガッチリ手を結んでるんだなと実感した次第です。

鍵盤の配置情報をわかり易く図式化したものが五線譜だし、五線譜の情報を容易に引き出せるように設計された楽器がピアノなんですよ、きっと。(史実がどうかなんて知りませんけども)

そう考えれば、ギターにとっての指板図とかダイアグラムと大して変わらない関係性じゃんか。

五線譜ってのは縦軸の位置情報だけじゃなく、横軸に時間を表現できるがミソで、記譜法として洗練されてたからスタンダードとしての地位を獲得したんだろうけど、言っちゃえばそれだけのシロモノで、ギターのダイアグラムは位置情報(=音情報)しか明示できないから用途が限られるよね〜、ってだけの話じゃないかと。

ギターにはtab譜ってのもあって、これなら時間軸も表現できるけど、いかんせん視認性が悪い。ピアノ&五線譜は初見での演奏が可能でも、tab譜ではたぶん無理ですもんね。

でもですよ、世のギタリストたちが決起して、本気でtab譜やダイアグラムを進化させて、五線譜&ピアノからスタンダードの地位を奪還するんだと、そんなレジスタンスを試みてですよ、そしたら100年、200年後にはギターとガッチリ手を結んだスンゴイメソッドが生まれるかもしれないよ!みんな頑張れ!!

ま、そんなの悠長に待ってる時間があったら、その分譜面を読む練習をしますけどね、わたしは。

えーっと、相変わらずのオチのない与太話でしたが、結局ね、譜面が高尚でダイアグラムが下賤って事もなくて、結局それらは空間の位置情報に音高を結びつけただけの代物で、たまたま(たまたまじゃないんでしょうが)五線譜のほうがソフィスティケートされてて使い勝手がいいってだけなんだなぁ。って思いました、っていうお話。

(これまた余談ですけど、それでもやっぱり五線譜はギターなどの弦楽器とは相性があまりよろしくないって思います。特にギターのように弦が6本もあるとなおさら。)

音符であろうがダイヤグラムであろうが、位置情報に過ぎないとはいえ、それを覚えるってのは、これはもう避けられない。

むしろ問題は、位置情報とその音名、そして耳から入ってくる”音そのもの”、これらの対応関係をピアノ&五線譜はバッチリやるけど、ギターの場合(わたし自身は)・・・どうなのよ?そうでもないよね、っていう事で、反省しきりな今日このごろです。

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