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2016年3月

ブルース・スケールってコレだろ? 〜 人は重力からは逃れられないのです編 ぐらーびてぃー♪〜

前回のお話 「ブルースの音使いは(ほぼ)自由だー!編」

自由とは、自由であるべく呪われることだ。ってのは誰の名言でしたかね?

不自由とは選択肢が無いって事と同義で、見方を変えれば選択する必要がないからお気楽ご気楽とも言える。人は自由であればあるほど、常にあらゆることを選択し続けなきゃなりません。そしてその選択の正誤や善悪によって裁かれ続けることとなります。。。なんちゃって。

話を戻しますけど、ペンタトニック・スケールってその名前の通り 「Penta =5」「Tonic = 音」、5つの音で出来た音階です。別に自らを不自由にするために音数を制限してるわけでも何でもないんですが、仮にそれを選択肢「5つ」の世界と考えれば、一般的な「ドレミ〜」つまり7音で出来た音階は、ペンタより音2つ分、自由で厄介な世界です。

そこへきてブルース・スケールは10音音階だってなると、「ドレミ〜」よりさらに音3つ分呪われちゃってるんだから中々に手強い。

Bluess2

とは云え、試しにこのブルース・スケールでアドリブを取ってみて下さいよ。まあまあそんなに悪くは無いでしょ?

これはもう取りも直さず、ブルースっていう音楽が持つ豊かさというか、一般的な和声理論では「使ってはいけない」とされるような音でもジャンジャン取り込んでサウンドさせてしまう懐の深さだと思うんだけど、でも結局ね、人って「どうぞご自由に」って言われちゃうと困っちゃう生き物なのよ。正直言って、このままこのブルース・スケールを使いこなすのは、わたしには無理だわ。

ちょっと話をまっさらな所から初め直します。

ブルースという音楽の世界(調性と言ってもいいかも)では、結局マイナー・ペンタトニックの5つの音が一番扱いやすいのは間違いないんだろうと思います。この5音は、ブルースの初めから終わりまで、もうちょっと厳密に言えばブルースを構成するどのコード(和音)の上でも、なんの不安もなく鳴らせる音、ブルース的に座りのいい音たちですよね。

でもそれは、この5つの音以外はサウンドしないって話じゃあない。

他の音だって使っていいっていうか、使えます。マイナーペンタに比べれば多少のセンスや経験、知識が必要な場合もあるってだけ。その必要とされる知識やらってのも、当たり前ですけどグラデーションがかってて、難易度の低いのから高いのまで色々です。

って事で10音のブルース・スケールへ話を戻しますが、

このブルース・スケールは、そういった音たち、つまり使い勝手のいい連中もいれば、癖の強い奴、ある特定の場面だけでめっちゃ力を発揮する奴とか、そんな個性豊かな連中を全員連れて来て並べてみたってモノなんです、私個人にとっては。(ここで毎度の注意書きですが、こんなお話は全部嘘っぱち、素人の戯言です。スケールや和声の基礎的な事を理解されたい方はちゃんとした教科書で学んで下さいね)

全部の音が並列に並んでしまってるからナンジャコリャってなりますけど、音を一つ一つに中心と周辺というか、重みやキャラクターの順列が見えるようにしてやるとどうかな?っていう実験をやってみよーかなーっていう。。。

前置きが超〜長かったですけど、これがこのシリーズの趣旨。こっからが本題なのにすでに息切れ感ハンパないわ!!

話がまた変わっちゃうけど、ももクロのニューアルバム、「AMARANTHUS」と「白金の夜明け 」、スゲー面白いですね。なんとまあ楽曲の振り幅がキツすぎて、ちょっと耳がキーンってなる。その中でも清竜人作の「デモンストレーション」と「イマジネーション」は2枚のアルバムを繋ぐフックにもなってる出色のポップス(ミュージカル?)で、「ぐら〜びてぃ〜、ぐら〜びてぃ〜♪」ってのが頭にこびりついて離れません。

えーっと、で、なんだっけ? 話が前後しすぎて耳がアレですけども。そのね、中心と周辺とか、重力とかがどんなもんかと云うと、つまりはこんなの。

Bluess_bn02

これは、重力の中心にマイナー・ペンタトニック(赤色)を据えて、その他の音を周辺(緑色)、ブルーノートのみ別格として(紫)、として色分けしてみたものです。基本的にはマイナーペンタで演奏しつつもその外周音を味付け的に使ってみるという場合、こんな図が多少なりともヒントになる、かな。。。?

そんな感じで、次回はブルースにおける音場の中心をあれこれ設定してみたらブルース・スケールの見え方がどう変わるのか、ってのを試してみようと思います。

なので、多分続く、予定。

ブルース・スケールってコレだろ? 〜 ブルースの音使いなんて(ほぼ)自由だー!編 〜

前回のお話は 〜メジャーもマイナーも一緒に煮込めばいいじゃん編〜

ブルースにメジャー(長調)もマイナー(短調)も関係無いし、ペンタトニックなんてダセーよ。ブルース・スケールこそ正義だ!って事でここまでやって参りました。。。が、こんなの嘘っぱちですよ、って事だけは常に念頭に置いていただきつつ、そろそろ飽きてもきたので先を急ぎたいとおもいます。

さて、この9音音階こそがブルーススケールなのだと言った舌の根も乾かないうちに、前言撤回的なアレで気がひけるのですが。実は、これだけじゃまだブルース・スケールとして完全じゃない。

まだ足りないんですよ、アレが。

そう、忘れちゃならないブルーノート。こいつを召喚しなくちゃいけません。あの合コンには決して誘っちゃいけないアウトローを

って事で、ブルーノート「減5度(♭ソ)」を先ほどの音列に突っ込みます。

はい、これで10音音階のブルース・スケールが完成しました。いやめでたい。

「ド、レ、♭ミ、ミ、ファ、♭ソ、ソ、ラ、♭シ、シ」

指板に落とし込めば、こう。

Bluess1

Bluess2

なかなかの迫力。何なんでしょう、これは。全てを塗り潰さんとする執念すら感じますね。

なんたって10音音階ですからね。10音。

ギターってのは平均律で調律された楽器です。ベントすればいろんな音程が出せますけど、それは一種の特殊奏法って事で無視すれば、全部で12音しか発声できないんですよ、ギターって。(平均律ってのは音の高さを均等に12分割してサンプリングしたものなので、ギターに限った話じゃないけど)

それなのにブルーススケールじゃその内の10音を使うってんだから、使わないのは2音だけですよ? もうほぼフリーダムじゃんか。

10notes

こうなると、除外した「♭レ」、「♭ラ」だってスケール内に入れちゃったところで大差ないんじゃないかって欲が湧いてきますね。シェーンベルクに対抗してブルースにも12音技法を・・・っていう話には一切興味がなかった。

とにかくもう、(ほぼ)自由だ~~~!!!ってことを押さえてもらって、まだあと少なくとも1回は続きます。

次回は「人は重力からは逃れられないのです編」

3月の水

For more joy in your heart.
ようやく2日後に。哀悼の意を表して・・・

ブルース・スケールってコレだろ? 〜メジャーもマイナーも一緒に煮込めばいいじゃん編〜

前回のお話 「ブルース・スケールってコレだろ?」

ブルースのダイアトニック環境はスリーコードから引っ張り出した9音音階なんだと、でもってそいつこそがブルース・スケールなんだと、ドヤ顔で開陳したわけですけども。

いらっしゃらないとは思いますが、うっかり信じちゃう人がいるとマズイので念のため。

このお話はフィクションです。実在の人物、団体および音楽理論とは一切関係ありません。そこんところを踏まえて頂いた上で、このブルース・スケールがどういうものなのか、もうちょっと詳しく見て行こうと思います。

「キー=C」の一般的なコード進行を考えます。

Cblues

各コードの構成音はコレ。

  - I7 (C7)の構成音  「ド、ミ、ソ、♭シ」
  - IV7(F7)の構成音 「ファ、ラ、ド、♭ミ」
  - V7(G7)の構成音 「ソ、シ、レ、ファ」

で、構成音を全部集めて並べ直す。

「ド、レ、♭ミ、ミ、ファ、ソ、ラ、♭シ、シ」

はい、この9音音階こそがブルース・スケールなんだって話でした。

指板上のダイアグラムにしてみるとこんな感じ。

Bluess01

ぱっと見、何なんでしょうね、これ。

とりあえず普通のメジャースケール(イオニアン)は丸々含んでますね。イオニアン+α って感じ。

     イオニアン:「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」
             +α :
「♭ミ、♭シ」

別の組み合わせを試せば、ドリアン・スケール + α とも言える。

     ドリアン:「ド、レ、♭ミ、ファ、ソ、ラ、♭シ」
         +α : 
「ミ、シ」

イオニアン・スケールとは言わずと知れたメジャースケールの事。ドリアン・スケールはナチュラルマイナーとはちょっと違うけど、別名?クールマイナーとも呼ばれるマイナースケールの一種。

このメジャーとマイナーが同時に、区別なく混ざっちゃってる感じがこのブルーススケールの、っていうよりブルースって音楽そのものの妙なのかも知れませんね。

いわゆる和声理論って頑固ジジイ並みに偏狭じゃないですか。(さらっと決めつけちゃいますけど)

近現代的な和声理論って、音楽のベースに調性ってものを設定しますけど、それがもう勧善懲悪というか、一神教的二元論っていうか、たった二つの世界にパキッと割ってしまいますよね。

メジャーとマイナーってやつに。

でも世の中の音楽って、そんなたった二つの世界観に分類してスッポリ収まってしまうような、そんな単純なものなんでしたっけ?って疑問はあってしかるべきじゃないかと思うんです。

ちなみに、メジャーとマイナーを設定する一番大事な音は三番目の音です。キーがCなら 「ミ」。

「ミ」がナチュラルならメジャー(長調)、「♭ミ」ならマイナー(短調)。

スケール内の他の音だってフラットすればマイナー感を醸しますけど、そんなん知らん、兎にも角にも3度の音が全て、それ以外は味付けの範疇!ってのが頑固ジジイの主張なんですが、

さて、じゃあここで設定した9音音階ブルース・スケール。これはメジャー? それともマイナーですかね?

結局、和声理論はブルースを語る言葉をちゃんと持ってないんだなって事を再確認して、まだまだ続きます。

続きです 「ブルースの音使いなんて(ほぼ)自由だー!編 」

ブルース・スケールってコレだろ?

反抗期ってやつは若い子だけの特権じゃなく、いい年こいたオッサンだって、それこそいい年こいてしまった分無闇に頑固になっちゃったりなんかして、表層的に見りゃ反抗期の子供と大して変わらない厄介を抱え込んじゃうもんなのかもね。

って事で、どうにもスケールでございとか、ペンタトニックだとか、ケーデンスでやんすとか言われちゃうと、そこから外れていきたい衝動にかられるお年頃なのです。

で、最近思うのが、ブルース進行にマイナーとかメジャーのペンタトニック・スケールを使うって、あんまり正しいアプローチじゃないんじゃないかって事。

ブルースへのアプローチにもいろいろあるとは思います。でもまあ、マイナー・ペンタトニックを使うってのが一般的というか、初歩的というか、まあ初心者はマイナーペンタでも使っとけよ。てな感じの投げやりなサジェスチョンが多いじゃないですか。(被害妄想だけど)

そんなマイナーペンタもね、最初のうちは「こりゃすげえ」ってなって、享楽に耽るお猿の如くペンタでご満悦。なんですけど、そのうちアレ?ってなる。

いや、実のところ最初っから「アレ?」って感じてたんだけど、いやいや、これは俺がヘタクソなのがいけないんだと、もう己の力量の問題だと、そう信じて練習に励む分けじゃないっすか。。。

でもね、そのうちに・・・いや、あれですよ、力量は力量で大いに問題なんですよ。とはいえ、なんかちょっと・・・

あのね、端的に言って・・・格好悪いの。ペンタだけのソロって。なんかダサい。

しかもさぁ~、お手本だとかいっちゃってるこの模範演奏も.....そこそこダサくね?なんて生意気なことを言っちゃったりなんかしたりしなかったり・・・・

もちろん、そう感じ始めたなら他のスケールを試すとか、コードトーンでのアプローチを学ぶとか、それが正しい道筋だろうとは思います。

ただ、そもそもペンタトニック一発でブルースを乗り切ろうって発想が間違ってるって事はないのかな?

あえてペンタ一発って縛りを入れちゃうから、模範演奏だって格好悪くならざるを得ないんじゃないかと思うんだよね。

で、そんな無理をせずに、純真無垢な(おバカさんの)心で、素直にブルースの調性ってものを考えてみたってお話です。

定型的な(あるいは一般的な?)ブルース、いわゆる I7 - IV7 - V7 の3コードで、12小節まわしのやつを念頭に、分かりやすい様に「キー=C」で考えますね。

I7 (C7)の構成音は「ド、ミ、ソ、♭シ」
IV7(F7)の構成音は「ファ、ラ、ド、♭ミ」
V7(G7)の構成音は「ソ、シ、レ、ファ」

って事は、ブルースにおけるダイアトニックって、「ド、レ、♭ミ、ミ、ファ、ソ、ラ、♭シ、シ」の9音音階じゃん。

そしたらもう、ソロだってなんだって、このスケールで弾きゃーいいんだよ。これぞブルーススケールだよねー。。。?

って事でまだもうちょい続きます。

続きです。 「メジャーもマイナーも一緒に煮込めばいいじゃん編」

在日ファンク「メジャー2ndアルバム完成中間報告確認ツアー」行ってきた

行ってきました、Tsutaya O-East。

在日ファンクのライブは多幸感が半端ない。相変わらずキレッキレでした。

キレキレすぎてハマケンの靴底が剥がれるアクシデントも楽しすぎたし、3月3日って事で桃の節句コール・アンド・レスポンスも楽しすぎ。桃の節句マシーン、桃のせっくマシーン、桃のセックスマシーンで、ゲロッパな一夜でありました。

そして発表されましたね、ついに。メジャー移籍2ndアルバム「レインボー」 が。発売は5月なのでまだちょっと先ですが、楽しみ。

今回は前向きなポップな曲を作ってますってw 確かに在日ファンクの曲って、根にもってますだとか、贅沢したいとか、もっと傷つけてくれとか、むくみが取れないとか、ハマケンのコンプレックスから立ち登るオーラが凄くって、それがまたファンキーで格好いいんですけどもね。

最近仕事もギター弾くのにも忙しくて、本当はあれこれ書きたいことは溜まってるんですが、なかなか筆が進みません。ブルースにペンタトニックなんて嘘に騙されちゃいけませんよ、っていう与太話の記事を書いてたらすっかり迷宮に迷い込んじゃって、すっかり更新が滞っちゃいました。。。

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