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ブルース・スケールってコレだろ? 〜メジャーもマイナーも一緒に煮込めばいいじゃん編〜

前回のお話 「ブルース・スケールってコレだろ?」

ブルースのダイアトニック環境はスリーコードから引っ張り出した9音音階なんだと、でもってそいつこそがブルース・スケールなんだと、ドヤ顔で開陳したわけですけども。

いらっしゃらないとは思いますが、うっかり信じちゃう人がいるとマズイので念のため。

このお話はフィクションです。実在の人物、団体および音楽理論とは一切関係ありません。そこんところを踏まえて頂いた上で、このブルース・スケールがどういうものなのか、もうちょっと詳しく見て行こうと思います。

「キー=C」の一般的なコード進行を考えます。

Cblues

各コードの構成音はコレ。

  - I7 (C7)の構成音  「ド、ミ、ソ、♭シ」
  - IV7(F7)の構成音 「ファ、ラ、ド、♭ミ」
  - V7(G7)の構成音 「ソ、シ、レ、ファ」

で、構成音を全部集めて並べ直す。

「ド、レ、♭ミ、ミ、ファ、ソ、ラ、♭シ、シ」

はい、この9音音階こそがブルース・スケールなんだって話でした。

指板上のダイアグラムにしてみるとこんな感じ。

Bluess01

ぱっと見、何なんでしょうね、これ。

とりあえず普通のメジャースケール(イオニアン)は丸々含んでますね。イオニアン+α って感じ。

     イオニアン:「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」
             +α :
「♭ミ、♭シ」

別の組み合わせを試せば、ドリアン・スケール + α とも言える。

     ドリアン:「ド、レ、♭ミ、ファ、ソ、ラ、♭シ」
         +α : 
「ミ、シ」

イオニアン・スケールとは言わずと知れたメジャースケールの事。ドリアン・スケールはナチュラルマイナーとはちょっと違うけど、別名?クールマイナーとも呼ばれるマイナースケールの一種。

このメジャーとマイナーが同時に、区別なく混ざっちゃってる感じがこのブルーススケールの、っていうよりブルースって音楽そのものの妙なのかも知れませんね。

いわゆる和声理論って頑固ジジイ並みに偏狭じゃないですか。(さらっと決めつけちゃいますけど)

近現代的な和声理論って、音楽のベースに調性ってものを設定しますけど、それがもう勧善懲悪というか、一神教的二元論っていうか、たった二つの世界にパキッと割ってしまいますよね。

メジャーとマイナーってやつに。

でも世の中の音楽って、そんなたった二つの世界観に分類してスッポリ収まってしまうような、そんな単純なものなんでしたっけ?って疑問はあってしかるべきじゃないかと思うんです。

ちなみに、メジャーとマイナーを設定する一番大事な音は三番目の音です。キーがCなら 「ミ」。

「ミ」がナチュラルならメジャー(長調)、「♭ミ」ならマイナー(短調)。

スケール内の他の音だってフラットすればマイナー感を醸しますけど、そんなん知らん、兎にも角にも3度の音が全て、それ以外は味付けの範疇!ってのが頑固ジジイの主張なんですが、

さて、じゃあここで設定した9音音階ブルース・スケール。これはメジャー? それともマイナーですかね?

結局、和声理論はブルースを語る言葉をちゃんと持ってないんだなって事を再確認して、まだまだ続きます。

続きです 「ブルースの音使いなんて(ほぼ)自由だー!編 」

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