カテゴリー「イヤー・トレーニング(耳トレ)」の12件の記事

スケールを図で覚えるだけじゃ足りないもの

この記事の話の続きです「スケールをポジションで覚えることの功罪について

続きとか言いつつ話は突然飛びますが、わたし姪っ子が二人おりまして、二人共ピアノを習ってるんですね。まあ姪っ子だけじゃなくて、その姪の母親であるわたしの姉も、さらに云えばわたしの母もピアノをやってたんで、みんな当然のように楽譜が読めるの。ようするに女連中は全員楽譜が読めて、男どもは読めないと、そういった家族構成になっております。

しっかし、なんでオレもピアノ教室とか通わせといてくれてなかったんだろうなぁ、ガキの頃。。。そしたら今頃楽譜も読めてたし、音感だってもっと良かったかもしれないのによ〜・・・

なんてね。ま、幼少の頃のわたしはと云えば、もっぱら外を駆けずり回ってるだけのガキで、習字もそろばん教室も数ヶ月でケツを捲くるありさまでしたし、親からすりゃお門違いも甚だしいってもんですが。

そんな残念なお知らせはともかくとして、本題はここから。

今年の正月に家族が集った際、姪っ子達が習ってるピアノを披露するっていうお決まりの催し物がひとしきりあって、でもまあ子供たちですから集中力が続くわけもなくグダグダな終わりを見せかけた折、今年小学校に入学する姪っ子が何を思ったか、わたしにピアノを弾かせようと教え始めたんです。

自分が習い始めた時の、一番最初の(なのかな?)テキストを引っ張り出して。

このテキストってのが、両手の親指を2本とも同じドのキーの上において、右手はドレミファソ、左手は親指からドシラソファに固定して弾く譜例集。ちゃんと二段譜になってました。

これが鍵盤楽器練習の一般的な入り方なの?

上段がト音記号、下段がヘ音記号、右手上段、左手下段、各指は担当する1つの音に括りつけなので、限られた範囲の音だけとはいえ、楽譜を目で追いながら手元を見なくても譜例をこなしていけるって寸法です。

このガチガチな基礎譜例だけでも結構な分量でしたね。たぶんこれを基盤にして、徐々にその外側へ音を増やす訓練が続くんでしょう。

ちなみに余談ですけど、ギターって左手の人差し指から小指に向けて音が高くなるじゃないですか、構造的に。でもピアノは真逆で、小指に向けて音が低くなってくのね。当たり前の話ですが。

これがなんだか、頭じゃ理解してるのに感覚的な違和感があって面白かった。

左手 人差し指→小指 って順に鍵盤を叩く時、自分頭の中では音が高くなってくイメージなのに、実際の音は低くなるからアレっ?ってなる。

音符と一対一に括りつけた指使いだけを追って弾いてて、それでどんな音が出るかを実際に鍵盤を叩くまで考えてないからだろうな、たぶん。

余談はともかくとして、あれです、姪っ子に教わりながらね、思ったの。

楽譜って、鍵盤楽器用のタブ譜じゃんって。

もともとそういう物だとは思ってましたけど、改めて五線譜と鍵盤楽器の親和性の高さっていうか、もうこの2つはニワトリが先かタマゴが先かっていうレベルでガッチリ手を結んでるんだなと実感した次第です。

鍵盤の配置情報をわかり易く図式化したものが五線譜だし、五線譜の情報を容易に引き出せるように設計された楽器がピアノなんですよ、きっと。(史実がどうかなんて知りませんけども)

そう考えれば、ギターにとっての指板図とかダイアグラムと大して変わらない関係性じゃんか。

五線譜ってのは縦軸の位置情報だけじゃなく、横軸に時間を表現できるがミソで、記譜法として洗練されてたからスタンダードとしての地位を獲得したんだろうけど、言っちゃえばそれだけのシロモノで、ギターのダイアグラムは位置情報(=音情報)しか明示できないから用途が限られるよね〜、ってだけの話じゃないかと。

ギターにはtab譜ってのもあって、これなら時間軸も表現できるけど、いかんせん視認性が悪い。ピアノ&五線譜は初見での演奏が可能でも、tab譜ではたぶん無理ですもんね。

でもですよ、世のギタリストたちが決起して、本気でtab譜やダイアグラムを進化させて、五線譜&ピアノからスタンダードの地位を奪還するんだと、そんなレジスタンスを試みてですよ、そしたら100年、200年後にはギターとガッチリ手を結んだスンゴイメソッドが生まれるかもしれないよ!みんな頑張れ!!

ま、そんなの悠長に待ってる時間があったら、その分譜面を読む練習をしますけどね、わたしは。

えーっと、相変わらずのオチのない与太話でしたが、結局ね、譜面が高尚でダイアグラムが下賤って事もなくて、結局それらは空間の位置情報に音高を結びつけただけの代物で、たまたま(たまたまじゃないんでしょうが)五線譜のほうがソフィスティケートされてて使い勝手がいいってだけなんだなぁ。って思いました、っていうお話。

(これまた余談ですけど、それでもやっぱり五線譜はギターなどの弦楽器とは相性があまりよろしくないって思います。特にギターのように弦が6本もあるとなおさら。)

音符であろうがダイヤグラムであろうが、位置情報に過ぎないとはいえ、それを覚えるってのは、これはもう避けられない。

むしろ問題は、位置情報とその音名、そして耳から入ってくる”音そのもの”、これらの対応関係をピアノ&五線譜はバッチリやるけど、ギターの場合(わたし自身は)・・・どうなのよ?そうでもないよね、っていう事で、反省しきりな今日このごろです。

斜め読みしただけレビューw 「ギタリストのためのハーモニー」

ギターの弦を買いに、久々にお茶の水へ行ってきました~。

お茶の水の下倉楽器ってエリクサーのコーティング弦が安いんですよね。ネット通販最安値よりもちょっとお安い1セット948円!! もっとお安い店があるかもしれませんけど、十分安いので満足です。

弦をまとめ買いして辺りの楽器屋をウロウロ。駄々っ子な自分の「あれ買って~」攻撃に心の母を召喚し、「ほら駄目でしょ!早く行くわよ!!」ってな具合に叱ってもらいつつw

そんな折、いつもの習慣でめぼしい教本は無いものかと何の気なく本棚をながめてたら、ふと気になる名前を目にしました。「八幡謙介」・・・・、どこかで聴いた事のある名前、、、これは!も、も、もしやこの著者は!っと思って手にしてみたら、そのまさかでした。

この著者の方、あれです、あの「ギタリスト身体論」の方ですよ!!

 

あの!!っていう程に世間的に注目されていたかどうかは分かりませんけど、少なくともわたしには注目されてたみたいww 書店でふと見かけた著者名にピンと来る程には。

 

その八幡謙介さん第2弾の書籍がこれです。

ギタリストのためのハーモニー 耳コピで学ぶオンガクのしくみ

 

つっても奥付を見てみたら今年の頭にはすでに発行されてたんですね。まったく知りませんでした。

 

 

形而上的に~好きだよなんて~♪ っと鼻歌を歌いながら購入し、帰りの電車の中でさっそく斜め読み。そんな程度のレビュー記事を堂々と晒したいと思います。

 

 

理屈っぽいんだもん!あたし帰・・・、あれ?理屈っぽくない

 

前作の「ギタリスト身体論」って、テーマがテーマだったせいもあるでしょうが、まーまー理屈っぽい。文体も表現もとにかく理屈っぽい人オーラに満ち満ちていて、まさにヘリクツBOY(by 戸川純)であると確信させるに余りあるっていうか、そんな力作でした(どんな?)。

わたしはどちらかというと理屈っぽい人が好物なんですねw

理屈っぽい人が語る事って、理屈っぽ過ぎて何が何やら分からなかったりするんですが、とにかく凄い自信だ!的な説得力があって好きなんです。

そんな思いでひも解いた本書、のっけから期待を裏切らない記憶のメカニズムの図解入り解説で溜飲を下げたのもつかの間・・・・、あれ?ぜんぜん期待してた展開じゃないですよ?

 

 

とても実践的で興味深い耳コピ訓練メソッドの本でした

 

初耳っすよ初耳。

こんなメソッド、少なくともわたしは聞いたことがありませんでした。まさに目からウロコ、ぜひとも実践してみたくなる内容。

ステップごとに極めて具体的な指示と解説がなされていますし、シンプルで学びやすそう。(実際どうなのかは、実践してみなきゃ分かりませんけどね)

 

これって一応耳コピの訓練本ですが、いわゆる完コピを目指すためのイヤー・トレーニングとは一線を画します。著者曰く「耳カヴァー」と言いたいところだけど語呂が悪いから耳コピでいいや、だそうです。

このメソッドが目指すのは、曲のメロディーとベース・ラインを元に和音とそのボイシングをコピー(コピーっていうのはちょっと違うかな?)できるようになる事です。ギター・ソロをコピったり、複雑なギターのリフをコピーするとか、そういうのではなくて、曲のコードを取れるようになるためのメソッドなんですね。

でも、ただコードを同定できるようにするっていうのとも違うんですよね。

そこが面白いところなんですが、うまく説明できません。説明しようとすると、この本のアイデアを丸々書き写すみたいになっちゃいそうで・・・

 

普通にコードを取ろうと思ったら、わたしなんかは、メロディーからキーをザックリ同定して、ダイアトニック・コードを当ててみるって所から出発するんですが、このメソッドにはそういった和声の理論を援用するような部分がまったく出てこないのね。

それが新鮮なところ。

 

ジョージ・ベンソン直伝だそうですよ、あ、直伝ではなかった

 

この独特な訓練方法ですが、著者の八幡さんがバークリー時代に恩師から教わった手法だとの事です。その恩師はそのまた師匠であるジョージ・ベンソンから教わり、ジョージ・ベンソンもそのまた師匠から習ったんだそうです。

wikipediaによると、ジョージ・ベンソンの誕生は1943年。そのジョージ・ベンソンの師匠となれば、その方がギターを学んだ当時にはまだバークリー的な和声理論っていうのが広まる以前って事になりますね。

バークリーの前身の学校が開校したのが1945年ですから(またまた憂鬱と官能から引用

それで、なんとなく納得。一人勝手に納得しました。つまりこのメソッドっていうのはコードによる記号化の洗礼を受ける前の、ポピュラー・ミュージック・ギターの学び方なんじゃないでしょうか?

温故知新とはまさにこれなのか?(何の確証もありませんけどね^^;)

 

バークリー的な和声の扱い方っていうのは今や常識っすよね。弾き語りするための「うた本」を開けば、当たり前のようにコード・ネームが書いてある、あのやり口です。

5線譜にメロディーラインだけでも載っていればいい方で、手抜きな本になれば、歌詞の上にコード名が書いてあるだけなんてのもザラ。そして、各コードに対応するコード・フォームが別欄に乗っていて、何も考えずに記号とフォームを記憶して演奏するっていうスタイルが確立しちゃいました。(ギタリストにとっては特に!)

でもそういうのはバークリー以後の常識なんですよ。たかだた7,80年遡れば、コード・ネームなんて知らずとも、その曲に必要なハーモニーを演奏してたはずなんですね。

コード名とフォームをはめ込むだけのジグゾー・パズルのような演奏と、昔のスタイルと、どっちが音楽的な行為だったんでしょうねぇ?

な~~~んつって、そんな文明批判もどきの話はともかくとして、なかなかに興味深い力作で、ついついほくそ笑みたくなる教本コレクターのわたくしでありました。(実践してみてレビューの続きが出来るといいな~)

 

 

 

 

 

お気軽お手軽なイヤートレーニング

つらつらとyoutubeを見てたら、思わずなるほどっ!!と膝を叩いてしまう耳トレ方法がっ!!
って事で毎度の事ながら他人のふんどしで堂々と記事をアップするのでありました。
ごめんなさい。

 

イヤートレーニング関係のネタは今までにも散々書き散らしましたし、あれこれやってみたりしましたが、なかなか手ごわいもんです。継続しないからっていうこともありますが、やっぱり才能がねぇ、ないんだな~。

・・・・・。

まあ、そんなね・・・うじうじしても仕方がありません。
このお気軽訓練を取り入れてみるのもいいんじゃないかと・・・(すでに失速気味だけど)

 

 

あれこれごちゃごちゃ言ってますが、肝の部分はここだけ。

 

「曲のドタマの音2つだけ取り出してやってみてチョーよ」

 

1:53 の辺りです。 

自分の好きな曲でもいいし、さっきテレビで流れてた曲でもいいし、ちょっと気になったCMソングでも何でも構わないから、その曲の最初の2つの音だけを取り出してみる事。そんでもって、そのインターバルがどうなってるのか調べて味わってみてね~

ってな塩梅。

インターバルとか度数っていうのが分からない場合はこちらをどうぞ 

 

その曲のイントロでもいいし、サビの部分でも構わないし、何でもいいんです。

 

2:25 辺りから、
「蛍の光」と「ウエディング・マーチ」のテーマを例に取って、その最初の2つの音のインターバルが「4度」で共通だよねって話をしてます。

 

3:10 辺りから、
「スター・ウォーズ」のテーマの最初の2つの音は「5度」のインターバルだねってお話。
間違ってスーパーマン、スーパーマンと連呼してるのはご愛敬 ^^

 

その後「4度」と「5度」の響きの違いを繰り返し聞かせてくれます。

 

映像の後半部分は見ても見なくてもまあOK。

 

 

インターバルを記憶するのに聴き慣れた曲を使うのって反則・・・じゃないですよね?

 

i phone アプリの Karajan® - Music & Ear Trainer なんかを使って耳トレしてた時、いつもある曲の一節が思い浮かぶインターバルってあったんですね。一度その響きが特定の曲と結びついてしまえば思い出すのも判断するのも早い様な気がします。

それにある曲の頭の2音のインターバルを調べて、そのインターバルをしばらく味わうのに5分もあれば充分。

なんとなくテレビを眺めながらだって出来そうだし、気張らずお気軽に(肝心なのは継続的に・・・って所だって気がしますけど)隙間時間で繰り返しやってみると何か発見があったりするかもですよ。。。。(本当か?)

イヤー・トレーニング再び

耳コピーするにも、アレンジや作曲をするにも、アドリブを弾き倒すにも、音感を鍛えておく事って大事・・・

なんですけど、なかなか効果があらわれにくい分野なんすよね、

 
この手のイヤー・トレーニングとか、リズム・トレーニングとか、理論とか和声とか、
そういう音楽的な 地の力を鍛えるってやつは。

 

 

  • 中途半端で中断中・・・

 

振り返ってみれば、はじめて音感トレーニングを始めたのってたった1年前の事なんだな。(「耳トレ」)

 

そこから市販の教本使って4ヶ月間ほど続けてたけど、そのままフェードアウト・・・

初心者のための ビギニング・イヤー・トレーニング

音楽の基礎学習プリント 書いて覚える徹底!!聴音<長調編>

 

 

独学で何かを学ぶってのはそもそも難しい事ですよね。
さらに言っちゃえば継続する!!って 事が一番難しいのかもしれない。

 

どんなに泥臭いやり方でも、しつこく粘り強く続けられる人は何だって上達するし、
逆にスマートなメソッドを誰かに指導してもらったって、そもそも続けられなきゃ
何の上達も見込めない、ってのは当たり前っすからねぇ。

反省しよう。。

 

まあともかく、上記2冊の聴音ドリルをやった程度でも、理屈抜きにとにかく音を聴き取る
とはどういう事なんか?ってぐらいの事は(なんとなく)分かったカモシレナイし、
耳コピするのもほんのチョットぐらいは楽になったような気もしなくもないし、
多少の効果はあったように思う。(そう思いたい・・・)

特に「初心者のための ビギニング・イヤー・トレーニング」は聴音初心者には最適の1冊でしたね。
 
今まで1度もイヤー・トレーニングってものをやった事がなくて、これから独学で耳トレを
始めてみたいって方はこの本からはじめると良いんじゃないでしょうか?

 

本来ならそのまま次のステップへ進めたら良かったんですけど、
具体的な訓練方法や環境作りが上手くいかなくて、ずるずると怠けたまんまになっておりました。

けども、

ようやく「もうちょい頑張ってみよう」っていう気になって来て、あれやこれやと画策してるとこです。

 

 

  • 次なるステップって? インターバル(音程)の聴き取り → 和音の把握、なのかな?

 

方向性としてはこの本が目指す方向へ向かって行きたいんだよね。
インプロヴィゼイションのための イヤートレーニング

コード感、コード・トーンの音程感なんかを徹底して身につけていくって感じ?

 

メソッド(手法)としてはこっちの方がより具体的で応用も効くかも?
インサイドインプロビゼイション メロディックストラクチャー ) 
    この本のレビュー記事→「インサイドインプロビゼイションのレビュー

 

具体的なメソッドとしては多少物足りないけど、トモ藤田さんの新刊も悪くはないよね。
耳と感性でギターが弾ける本
    この本のレビュー記事→「耳と感性でギターが弾ける本のレビュー」

 

 

ってな感じで、最近になってようやく自分の中に方向感が芽生えてきたっていうのか、
機が熟した?的な?感じで盛り上がってきております。
 

・・・・けども、

 

 

  • 具体的にはどうすりゃいいのかねぇ、ってのが問題

 

なんですよ。

 

無理なく続ける」ためには具体的にどうすりゃいいのさ!

ってのを考えるんだけど、なかなか答えが見つからなくてねぇ。

 

なんだかダラダラした文章が着地点もなく続きそうな予感なので一回区切ります。
一応続く・・・予定(多分)

音楽の世界で自由に遊べるようになりたい! 「耳と感性でギターが弾ける本」レビュー

トモ藤田さんの「耳と感性でギターが弾ける本 」のレビューを書こうか書くまいか、どうすっかな
と考えつつほったらかしてたんですが、他に豊富なネタがあるわけでもないし、
発売前に記事を上げてたりもするし(そろそろ出ますね、新たなトモ藤田教本)、
って事で、一応レビューらしき物を上げてみる事にしました。

 

 

  • 付属のCDがユニークだわ

 

付属のCDが変わってるっていうか面白いっすね、これ。
すごく特徴的なつくり。

一般的なギター教本(CD付き)の場合、言いたい事はすべて書籍に記述して、
CDには模範演奏やマイナス・ワンのトラックが淡々と録音されているものですけど、
この教本のCDはだいぶ毛色が違います。

 

まるで個人レッスンでも受けてるような感じっていうんですかね、これは?
トモ藤田さんが

  • ギターを弾きつつ、
  • 解説しつつ、
  • 注意点を指摘しつつ、

っていうのをライブで録りっぱなしにしてる感じ。

 

書籍を読まなくても、このCDだけでも5割ぐらいは何のレッスンでどう取り組まなくちゃいけないか
了解できちゃうかも。

それぐらい、しっかりと解説的なくだりが収録されてます。

 

なら書籍では解説が端折られているのかというと、そうでもないんですね。
むしろ、この教本は読み物としての側面の方が強いぐらい。

 

エクササイズを無駄なく詰め込んだ「ギタリストのための演奏能力開発エクササイズ
シリーズとは対極にありつつ、「ドカンと上達・・・」シリーズでは足りなかった
(わたしには物足りなかった)解説を書籍に盛り込んだような、そんな感じ。

どんな感じなんだ・・・ 

 

 

  • 前半部はちょっと蛇足?

 

前半の1~3章は、ちょっと蛇足って気がしないでもないような・・・

1章 練習の環境を整える
2章 基礎的な運指を見直す
3章 リズムを身体で感じる

トモ藤田さんの他の教本やDVDを見たことがある人にはお馴染みの?指摘(+α)が
ここでも繰り返されてます。

でも、こうやって実際に音を出しながらの説明がCDに録音されているっていうのは
分かりやすくていいですね。

(トモさんおなじみの指摘)

  • アンプは必ず通しなさい!
  • やさしくピッキングしないと近所迷惑になる程度にアンプのボリュームを上げなさい!
  • 超スローなテンポから練習しなさい!
  • 常にミュートに気を使いなさい!
  • リズムとアクセントを気にしなさい!

などなど 

 

  • 耳を鍛える ・ 指板を憶える ・ コードを知る
 
 

いよいよ本題の部分。

4章 スケールを音程で理解する
5章 トライアドのハーモニーを知る
6章 ブルース・フィーリングを身につける

 

ギターでも何でも、楽器を使って音楽(ポピュラー・ミュージック)を自由に演奏して、
音楽で遊ぶ、っていう域に達するためには、

  1. 耳を鍛えて、
  2. 楽器の特性に精通して、
  3. 和声(コード)に十分精通する

って事が、最低限必要だと、つくづく思うんですよね。

 

ギターの練習ってついつい2番目の、しかも「機能的な運動の練習」だけに一生懸命に
なりがちじゃないですか?

でも楽器の特性、つまりギターの特性に精通するってただ単に指が速く動くとか、
それだけじゃダメですよね。
(もちろんそれはそれで練習しなきゃだめですけど)

自分の望む通りのメロディーや和音を楽器で奏でられるように、どの音がどの場所で
鳴ってくれるのかを理解して、思い通りに”できる”事、
それも楽器に精通するって事の一つのはず。

でもそれって、スンゲー難しいんです。

びっくりするぐらい難しい。

 

譜面とかタブ譜があって、それに沿って演奏するだとか、
キーやコード進行が決まってるセッションで、それなりに外しまくらないで済むように
コード・バッキングを当てたり、取り合えずペンタトニックでなんちゃってソロを挟んだり、
そういうのって結構簡単だったりしますよね。

1,2年間頑張って練習すれば、出来不出来はあるにせよ誰だってできる様になります。

コード・プレイとか、ペンタ・ソロとか、そういうのが簡単に出来るようになっちゃうのが
ギターって楽器の特徴っていってもいいのかも知れない。

それは良い事なんすかねぇ、本当は・・・

その辺りのところまでは(比較的)楽に習得出来てしまう反面、
その後、本当に長く音楽と付き合っていくために必要な技能や知識を習得する機会に
恵まれ難いって面があるように思うんです、ギターって。

 

 

  • 挫折せずにギターを続けていくために

 

わたしもそうですが、中高生、もしくはそれ以上の年齢になってギターをはじめた人。
子供の頃にピアノとかエレクトーンとかの音楽教室に通った経験もなく、
学校の音楽の授業以上の知識もなくギターをはじめた人。

その上、身近に楽器演奏(ギター以外でも)に精通した人がいない人。

 
危険です。。。

注意してくださいね、挫折したり、つまらなくなってやめちゃったりとか・・・

 

ちなみにわたしも何回か挫折したり、また始めたりしてます。
挫折というかフェードアウトっていうか・・・

環境の変化とか、時間がないとか、理由はアレコレ考えられますけど、
それでも続けてる人は細々であっても続けてますから。言い分けしちゃいけません。

 

ギターって最初は大変ですよね。
まずまともな音が出るまで時間がかかります。(これは鍵盤楽器以外のあらゆる楽器に
共通する難しさだと思いますけど)

何とかそこを乗り切って、ある程度コードも押さえられるようになってしまうと、
他の楽器では考えられないほど一挙に、ビッグバン的なビックリするほどのスピードで
”出来る事”が広がるんです。

これがギターの面白いところですよね。

 

あれ?なんだか本のレビューじゃなくなってるな。
ちょっと、話題を戻そう。

 

それで、ですね。

ギターって楽器は、ちょこっとコードが押さえられるようになって来ましたよってぐらいの
習熟度になると加速度的に、アレもコレも何でも対応して演奏できてしまうようになれちゃう。

その種明かしは、この本でも何度も触れられてます。

つまり、「視覚に頼って演奏できちゃうから」なんですよ。

自分がどういう音を出してるのか、その音名も音程も理屈もまったく分からなくったって、
フォームさえ知っていればいいんだから簡単なもんです。

簡単なもんなんだけど、それを何年も何年も繰り返してると・・・

飽きてきちゃいます。

 

ただただ、タブ譜をなぞるだけ、耳コピした音をなぞるだけの演奏。

アドリブといえばペンタトニック一発のダラダラソロ。

 

飽きるなという方が無理があります。

 

 

  • 音楽で、楽器で、楽しく遊ぶために

 

やっぱり、最低限の音楽的な知識と技能が必要なんです。
ロケンローでもシェゲナベイベーでもアナーキーインザユーケーだろうと、
必要な物は必要なんすよ。

世の中を見回してみれば、
プロのギタリストで成功を収めてる人の中で、幼い頃にピアノやってましたとか、
バイオリンやってましたとか、エレクトーンやってましたとかさ、多い事多い事。

そういう基礎のある人は楽器をギターに持ち替えたってちゃんと音楽出来るってのは
当たり前の話ですよね。

 

いやいや、アレですわ・・・

こちとらそんな素養はありゃしね~んだよ~~!!

いや、マジデ。

お坊ちゃんか、テメーは!
ロッカーとかほざきながら、おぼっちゃまかっ!!

バイオリンのお稽古とかフザケンナ!!

 

・・・・・。

いや、失敬。

まあ、ともかく。そういう素養のないわれわれは、この「耳と感性でギターが弾ける本
とかを使って、足りない音楽的素養を高めてくしかないんだと思いますよ。。。

 



 
 
 

レビューになってますかね?これ??

書いて覚える徹底!!聴音<長調編> レビュー

書いて覚える徹底!!聴音<長調編>を終えたのでレビューしておきたいと思います。

 

2009年3月28日に初めてイヤー・トレーニングについての記事をアップしているので、
わたしが音感を鍛えるトレーニングを始めたのもほぼそれぐらいの時期のはず。
かれこれ3ヵ月半~4ヶ月ほど(さぼりつつも)はコンスタントに続けられてるみたいです。

 

最初に取り組んだのは初心者のためのビギニング・イヤー・トレーニング

こいつを終えるのには2ヶ月弱かかりましたが、この本は2冊目で、約1ヶ月ほどで終了です。

 

ビギニング・イヤー・トレーニングの聴音トレーニング(数小節のピアノで演奏される
メロディーを聴きとって譜面に起こす練習)が気に入ってたので、その延長線上の
教材がないもんかと選んだのがこの書いて覚える徹底!!聴音<長調編>でした。

 

難易度的には初心者のためのビギニング・イヤー・トレーニングとほぼ同等、
譜割りについてはこちらの方がちょっと簡単っていうぐらいの感じです。

 
徹底!!聴音<長調編>は子供向けの本ですけど、ヤマハの教室とかで鍵盤楽器を習ってる
小学生の方が俺なんかよりよっぽどスゲーはずなのでソレは置いといて・・・

 

 

ビギニング・イヤー・トレーニングは明確に(システマチックに)段階を踏んで難易度を
上げて行くのに対して、徹底!!聴音はそれほどシステム化されてはいません。

 
たんなるドリル本ですからね。解説的なものも一切無いし。

 

そういう意味では、まず最初にビギニング・イヤー・トレーニングをやって、
徹底!!聴音の方は復習用と位置づけたスムーズかも。(独習者にとっては)

 

 

  • この本のコンセプト

 

8小節のメロディーが87問分吹き込まれたCDが付属してます。
それを聞いて譜面に書き取っていくドリル本。

 

ビギニング・イヤー・トレーニングの聴音問題は全90問、
この本もほぼ同じだけの分量の設問数です。

 

ただし、ビギニングの方は4小節で1問であるのに対して、徹底!!聴音は8小節。

 
でも、小節数が倍だから倍の分量があるとも言えません。
譜割り(リズム)についてはビギニングのほうが遥かに細かくて難易度も高いです。

なので、ビギニングを終えた後だと、ちょっと簡単すぎちゃうかもですね。
わたしは退屈に感じちゃいました。

 

復習用教材としては申し分ないと思いますけど。

 

ビギニング・イヤー・トレーニングを終えて (レビュー)

ギター練習の一環として始めた初心者のための ビギニング・イヤー・トレーニング
ですが、ようやく終わった・・・っていうのが真っ先に来る印象です。

ずいぶん長いことかかったような気がするけど、はじめて「イヤー・トレーニング」の
エントリーをアップしたのが3月28日だから延べ2ヶ月半弱ぐらいなものなんですね。
そんなにも長くない。
ゴールデンウイーク期間はほったらかしてたし、土日もほとんどやらなかったから、
実質は1ヵ月半ぐらいかも。


 
 

少なくとも私には最適の一冊でした。

耳を鍛える事はギターに限らずあらゆる楽器を演奏していく上で土台となる基礎だと
思うんですが、ロック・ポップス系が演奏したくてギターを手に取った(私も含めて)
多くの人には耳を鍛えるっていう発想はあんまり無い気がします。
 

  • 耳コピしろとは言うけども・・・

とにかく耳コピしろ!!とはよく言われる事ですけど・・・
大多数のギター初級者(初心者じゃなくてある程度は弾けるようになってきたぐらいの
レベル)にとって耳コピはとてつもなく高いハードルですよ。

楽器屋にズラーっと並ぶタブ譜付きコピー譜を見れば一目瞭然?
耳コピが簡単に出来るならあんなに多くのバンド譜が流通しているはずが無いもの。

耳コピのやり方を解説した教本などもあるにはありますけど、初級者にとって役に立つ
シロモノかというとそうでもない感じじゃないですか?

まずベースをコピーしろ、次にコードのトップノートを聴き取れとかね。
そもそも、そのコピーが、その聴き取りが上手くできないんだから先に進みようがないっす。

20年、30年、あるいはもっと昔のロックやポップスと現在のそれとでは楽曲の複雑さ、
オーバーダビングの回数、エフェクト処理など雲泥の差があって、それが耳コピを
よりいっそう困難なものにしているって気もします。
初期のビートルズやベンチャーズなら「ベースをコピれ」「コードのトップノートを・・・」
なんていう助言はとても効果的なものだったかもしれないし、
そうやって耳が鍛えられていくのと、世の楽曲が複雑化していく流れとが幸福な相乗効果
を生んでいた時期っていうのもあったんじゃないかと思うんですよね。
うがち過ぎかな?

なんだか話がそれちゃいました。ちょっと軌道修正を・・・
 
 

  • この本のコンセプト

このビギニング・イヤー・トレーニング、今までまったく音感トレーニング的な事を経験して
こなかった人が独学・独習で音感を鍛えていくのにぴったりです。

コンセプトがシンプルで分かりやすく、段階的に難易度が上がっていくので
挑戦し甲斐がありました。

大きく5つの章があり、それぞれの章が、

  • メロディー(ソルフェージュ)
  • リズム
  • ディクテーション

という3つのエクササイズで構成されています。

第1章はド・レ・ミのたった3つの音を使ったトレーニングなので、まったくの初心者でも
取り組みやすく、章が進むにつれて音が一つずつ増えていくので難易度が上がっていく
過程が掴みやすくなってます。

 1章. ドレミ
  2章. ドレミファ
  3章. ドレミファソ
  4章. ドレミファソラ
  5章. ドレミファソラシ

 
 

  • メロディー・トレーニング

第1章であれば「ド・レ・ミ」の3音だけで構成されたメロディーを声を出して歌ってみる
というトレーニングです。
メロディーといってしまうと語弊があるかもしれません。
どちらかというと、ド・レ・ミの3音をランダムにまぜこぜにして並べたものを、
音程をはずさずに歌ってみるというトレーニングです。
 
 

  • リズム・トレーニング
     

各章ごとにシンコペーションやタイなどを使ったリズムのコンセプトが説明され、
「タータタタターターターター」みたいな感じでリズムを口にしてみるトレーニングが
用意されています。付属のCDにも、この本の著者?が「タタータ・・・・」と口ずさんでいる
音源が用意されているので答えあわせも出来ます。
リズム譜を読み、実際のリズムを再現できるようにする為のトレーニングです。

ここをお座なりにしてしまうと次のディクテーションでリズム譜が書けなくなっちゃうかも
しれないので納得いくまで練習しましょう。たいして難しくないですから。
 
 

  • ディクテーション

 
この本のクライマックス、ディクテーションです。
第1章であれば「ド・レ・ミ」だけを使ったメロディーを演奏するピアノの音源を聴き、
それを5線譜に書き取っていくトレーニングです。

これがなかなか骨の折れる作業でして、今まで音楽・音程・リズムって言うものをどれだけ
適当にしか聞き取れてなかったのか思い知らされる事請け合いです。
わたしの場合、4、5章ぐらいになってくるとたった4小節の聞き取りだけでも軽く30分
難しい問題だと1時間ぐらいかかっちゃいました。
もうウンウン唸りながら自分の口ずさむ音とCD音源の音を比べて、
それがドなのかレなのかミなのか検証する作業の連続です。

各章ごとに18問ずつのディクテーション問題が用意されていて、1問ごとに
4/4拍子、3/4拍子、2・4拍子とリズムが替わり、ト音記号、ヘ音記号、調整(キー)も
設問ごとにどんどん変化していきます。
目まぐるしく変わっていくので戸惑うこともあるかも知れませんが、
これはこれでいいトレーニングだと思いますよ。

蛇足ですけど、5度圏(サークル・オブ・フィフス)を暗記しておくと、
キーの変更にはすぐに対応できるので便利です。

メロディーを聞き取って譜面に書き付けるためには、まずそのメロディーを自分で歌って
みる必要があります。始めのうちは音程が上手く取れなくて難しく感じますが、トレーニング
を続けていくことで(徐々にですけど)自分の中に音程感が形成されていくのを感じるはずです。

ディクテーションのトレーニングをするときは、短くても30分程度集中できる時間が欲しい
ですね。設問の途中で、例えば2小節だけやって残りの2小節は後日みたいなやり方を
するとかえって時間がかかるしストレスの元になります。
一度手を付けた設問は解き切るようにしたほうが無難ですね。

私は通勤中の電車で座席が確保できたときにやってました。
先ほど声に出して歌う必要があるといいましたけど、さすがに電車の中でミ~レソ~
なんて歌ってたら事件が起こっちゃいますから、口と喉の形をその音程にして軽く息を
吐くor吸って音程感を確認するようにしてました。
慣れればこの方法でも十分やっていけます。
ただ、なかなか音程がつかめない日にはやたらと鼻息が荒い人になってしまうので
注意した方がいいかも・・・

非常に優れた初心者向けイヤー・トレーニング教本で非の付け所が無いんですけど、
あえて苦言をいくつか。

ATN出版さん、第1章の4問目!!これおかしくないですか?
全5章、90問のディクテーション中、何でこの1問だけ短調なの?他は全部長調なのに。
しかも取っ掛かりの第1章でこの設問を持ってくる意図がわかんない。
他の章でも1,2問短調を含めてあるなら分かりますけど、ここだけっていうのは
ミスとしか思えません。

それと、メールで出版社さんには通知済みですが、2つばかり誤植を見つけました。
次の版では直っていると思いますが、初版を持っている人は注意が必要です。
(だからって大したことじゃないですけどね。誤植の1個や2個はありますよ、そりゃ)

とにもかくにも、これから初めて聴音レーニングをしてみたいっていう人には
絶対お勧めの教材です。
 

 
 

これを終えてから書いて覚える徹底!!聴音<長調編> を始めたんですが、
すいすい進められるんでちょっと感動してしまいました。
ちょっとは力が付いてるんだなぁと実感。
まあこの本も後半は難しくなって楽勝っていうわけには行かないでしょうけど。
これも終わったらレビューしたいと思います。
 




新たなイヤー・トレーニング教材を買ってみた

初心者のための ビギニング・イヤー・トレーニング 」を使ってコツコツと続けている
耳トレですが、そこそこ快調に進んでます。

ドレミファ」4音のみの聴音でつまずき、「」が加わってオクターブ下の聴音に
苦しみ、ついに「シ」もやって来て頭ぐるんぐるんながらも、ようやく最終章までやって来ました。

でもやっぱりまだまだなんだよなぁ、4小節の簡単なメロディーを聴き取るのにもえらく
時間かかるし、間違っちゃう事も多いし・・・
まあ、ゴールデンウィーク中遊びほうけてサボってたのも差し引けば、トレーニングを
始めてから1ヵ月ちょいしか経ってないし、当たり前だけどね。

そろそろこの本でのトレーニングも終わっちゃうので、次の教材を準備してみた。

初心者のためのビギニング・イヤー・トレーニングの聴音エクササイズ
(メロディーを聴き取って譜面を書く訓練)をもうちょい熟達させたいし結構気に入っても
いるので、その手の教材はないものかと渋谷道玄坂のヤマハで物色。

音楽教室といえばヤマハっていうぐらいのもんで、ピアノや管楽器、弦楽器などの譜面や
理論書など、音楽書籍の充実振りは他の追随を許さないって感じでさすがです。
ソルフェージュのコーナーだけで書棚1架まるまる設けられてますしね。

それで買った本がこれです。
 
 

CD付 音楽の基礎学習プリント 書いて覚える徹底!!聴音<長調編>


 
 

「本書は小学校低学年~高学年を対象に作られています。」

はい、ピアノなんかを習い始めた子供向けの教本です。いいんです、これで!!
背伸びなんかしちゃいけません!!!
だって大人向け風の教材は見るからに難しそうなんだもん・・・

算数とか漢字の書き取りドリル的な作りで、ただひたすらにメロディーを聴き取って
譜面を書いていくだけって所に惹かれての選択。
短調編もあるので両方を交互にやっていくのもあり?とも考えたんだけど、
無理な背伸びは止めて、まずは長調(メジャー・キー)を鍛えることに集中してみます。
 
 
今まで教材を物色するにしてもギターの棚しか見てなかったってのもあるけど、
改めてヤマハの書籍コーナーを歩き回ってみて、やっぱり子供の頃にピアノとか
エレクトーンとかオルガンとかを習っていた奴にはかなわないなぁと感じ入りました。

だって中高生で楽器演奏の素地もなくギターを始めてもこういった訓練なんてやらない
じゃないですか(俺だけ?)
耳コピにチャレンジしても難しくて、最終的にはタブ譜を買ってきて済ませちゃうか
諦めちゃうかって感じだったしね。理論なんぞロックじゃねぇぜ!とかさ。
そもそもタブ譜があったから5線譜を読もうって発想が無かったし・・・


まあともかく、本のデザインとか、やたらとでかい5線譜とか、いかにも子供向けって
感じの作りで気恥ずかしいんだけど頑張ろう・・・

ソルフェージュ?の困難さについて

そ、そ、そるふぇーじゅ? 始めて聞いたわそんなもん!!

ソルフェージュ(仏:solfège)とは、西洋音楽の学習において、
楽譜を読むことを中心とした基礎訓練を言う。(by Wikipedia)

だそうです。

ざっくり言ってしまえば、楽譜を見て読む事=ソルフェージュって事でいいですよね?

楽譜を読むってことは楽譜に書かれたメロディーを歌う事と同義なわけで、
ようするにドレミの歌で「ド~ソ~ラ~ファ~ミ~ド~レ~」とかって歌ってる部分のアレ
みたいな感じを想像すれば大体間違いないんじゃないかと思います。(本当か?)

耳トレを始めたばかりの私にはエラそうなことは言えませんが、イヤー・トレーニングって
いうのは8~9割は歌う(正確な音程を発声できるようになる)トレーニングなんじゃない
かってぐらいに、このソルフェージュ・・・的なことが重要なんじゃないか・・・
って気がします。

英語のリスニングでも「自分で発音できない単語は聞き取ることもできない」なんて言い
ますけど、音楽も似たようなもので、自分である狙った音を正しいピッチで発声でき
なければ音程を正確に聞き分けることも難しいんじゃないでしょうか?

例えば、「レ、ファ、ソ、ド」って言うメロディーがあったとして。
譜面にしてみるとこんな感じ。

 

Refasodo  

 
 
 
 
 

これを読めるかどうか(歌えるかどうか)っていう事が、
これを正確に聴き分けられるか=聴き取れるかっていう事とほぼ同義なんじゃないか
なぁっていう・・・いや、分かんないっすけどね。
山のふもとに立って山頂はどんな感じなんだろうなって想像してるようなもんですから・・・・

まあ、ともかく!

ダイナミクスとか音色とか音楽はいろいろな要素で成り立っているものですけど、
ここではバッサリと「リズムと音の高低」の2つだけに絞っちゃうとしましょうよ。

現時点で私がこの譜面を読もうと思ったら、かなり泥臭い時間のかかる手法を
使わざるを得ません。

どういう感じになるのかって言うと、

1)    リズム譜だけを読んで、どういうリズムで音が並ぶのか確認する。
2)    リズムだけ読んでみる→ タタータータ(タタンタンタでもいいけど)
3)    基準となる「ド」の音を決める。楽器があればそれに合せるし、無ければ適当に
4)    ドレ~と音階を歌ってみて最初の「レ」の音を確認
5)    ドレミファ~と音階を歌ってみて2個目の音の「ファ」を確認
6)    何度もドレミファ~ファミレド~とか歌いながら「レ→ファ」の音程を確認
7)    同じく「ソ」の音を確認し、「ファ→ソ」が歌えるように確認
8)    同じく「ド」の音を確認し、「ソ→ド」
9)    最後に「レ→ファ→ソ→ド」と歌ってみる。
   (音程感があやふやになってきたら適宜ドレミファソ~と確認)
10)    ここでようやくタタータータのリズムでレ→ファ→ソ→ドを歌って完了

超弩級初心者まる出しの逐次確認メソッド!!

これでも少しは成長したんですよ・・・

耳トレを始めた初っ端はこの方法を用いても音程を確認するのが難しくって・・・
途中で基準のドの音が分からなくなっちゃったり、ドレミファソ~と歌ってるつもりが
いつのまにかドミソ~の音程になっちゃってるのに気付いたりとか、
マイナー・スケールっぽい変てこ音階を歌い始めちゃったりの目も当てられない
状態でした。

なんだか話が反れまくってますけど、とにかくそのソルフェージュ、
やろうと思っても大きな困難が待ち受けてるっぽくて困っちゃうんですよね。

何が困難かって、音の呼び名の問題です。

先ほどの例題では音名をドレミファソラシで呼び、かつ歌ってましたけど、
じゃあ「レ♭」や「ソ♯」はどう読んで歌えばいいのさ?って事です。

ただ棒読みするだけなら「レ・フラット」や「ソ・シャープ」で良くても、リズムに乗って
歌えませんよね?

「ド ~ ソ ~ ラ ~  シ・フラット  ~ ミ ~」
  なんてオカシイでしょ?

なんで最初っからそれを見越して名前付けしといてくれなかったのかねぇ、
イタリア人って奴は。

日本人のほとんどは子供の頃の教育でドレミの音名を刻み込まれていると思うんですが、
ハ長調だとかイ短調だとか、ハニホヘトイロハっていう和音名も同時に教えられるのって
何でですかね?どっちかに統一すればいいのに。そのうえギターを始めたら英語圏の
音名であるCDEFGABの方が重要になってくるし。鬱陶しい事この上ない。

ドレミファソラシド
ハニホヘトイロハ
CDEFGABC

まどろっこしいじゃないか!

こんなにもアレコレ呼び名があるくせに、そるふぇーじゅ?をしようと思ったら、
どいつもこいつも役立たずなんですから。いったい何なんだてめえらは、ってなもんです。

そこで、ソルフェージュ用に12個の音階それぞれに名前を振るやり方がいくつか
考案されてるようですけど、これはこれで結局統一しきれてないし、一般的でもない
模様で・・・困ったもんです。

一番一般的っぽいネーミングは

Do Di Re Ri Mi Fa Fi Sol Si La Li Ti Do


なんですかね?

「ドレミ」を元に、シャープやフラットの付く音には子音の”i”を付けるっていう手法です。

だから、ド(Do)に対して、ド♯「Di ディ」と呼ぶ。
だけは特別で、半音上げてもシャープを付ける必要が無いので、
(ミの半音上はファ、シの半音上はド)最初から”i”で呼ぶ。
だから「シ」じゃなくて「Ti ティ」になっちゃう。(ソ♯=シ(Si)だしね)

でもまあ、ロジカルに納得できていい感じです。

ただし! 日本人にとってこのネーミングは最悪だよ。

「Ri」「Li」はどっちも「リ」だからね、俺らにとって。

は日本人にとって聴き取りも発声も難しい最右翼。
仮にコレが世界的なスタンダードであったとしても、こと日本国内でこの音名は無理。
絶対にスタンダードにはなれないでしょ?

Wikipedia-音名の項に西塚式なる日本人考案の音名が紹介されてるけど、なんだかねぇ。

ディグリー・ネームを使って歌えっていう教えもありますよね。
ドレミファソラシじゃ無くて、度数で、12345678(1)って歌って憶えた方がポップスや
ロック、ブルース、ジャズの世界なら汎用性は高いとは思います。

でも結局同じ事でしょ?短3度や増4度とかはどうするのさ?
だったら最初から半音ごとに数字を振っちゃって、ドレミファソラシを1・3・5・6・8・10・12
にしといてくれたら良かったのに。ジュウやジュウニは字あまりな気もするけど・・・

あれ・・・
ただ文句を垂れるだけで終わっちゃった。
落ちがない・・・

壊れたクラリネット状態・・・

耳トレ、何とか頑張ってます。
(前回のエントリー→超初心者の耳トレは傍から見ると気持ち悪かろう・・・

初心者のための ビギニング・イヤー・トレーニング も2章目へ、
ほんのわずか、微々たるもんなんだけど、ちょこっとは成長したのかな?

この教本の第1章はたったの3音、「ド・レ・ミ」だけを使ったトレーニング。
「これはさすがに楽勝だろ」とか思ってたけど簡単なこっちゃないですね。
ディクテーション(CDを聞いて譜面に書き取る)の正解率があんまりだったので
2回やりました。そもそも5線譜の書き方が良く分からなかったし、慣れてないんで
ケアレスミスも連発だし。

ちょっと話は変わるけど、ATN出版さんかこの本の著者に問いたい!!。
なんで「ド・レ・ミ」の章なのにたった1問だけドレミ以外の音を使ったディクテーション問題
を紛れ込ませてんのさ。もう涙目だよ、こちとら。脂汗たらしながら集中して聞いてても
まるっきり音が取れないもんだからさ。ドレミしか来ないと信じてたのに・・・
まったく、なんちゅう意地の悪い巧妙なトラップを・・・閑話休題

まあともかくも第2章ですよ。
1章目の「ドレミ」にさらに「ファ」の音が加わるんだけど(1章ごとに音が一つずつ増えて
いく)なんだかもうドとレとミの音が~出な~いっていう例のパパから貰ったクラリネット
にでもなった気分に・・・

これは私の音感が特別に悪いって事じゃない!

っと思いたい・・・

でも、どうなんだろ?

例えば、楽器等を使わずに基準音も適宜決めてもらうとして、
下の音階を歌いなさいってお題に対して誰もがスラスラ出来るもんですか?

1)    ド レ ド
2)    ド ミ ド
3)    ド ファ ド
4)    レ ド レ
5)    レ ミ レ
6)    レ ファ レ
7)    ミ ド ミ
8)    ミ レ ミ
9)    ミ ファ ミ
10)    ファ ド ファ
11)    ファ レ ファ
12)    ファ ミ ファ

これは教本に載ってるものじゃなくて、私が自分自身をチューニングするために
勝手にやってる事なんですけど、これだけの事が結構難しい。
簡単にこなせる音程と、スパッと出てこない音程があるんだよね。
何度かやってるうちにわけが分からなくなったりとか。

私の奥さんにやらせてみたら難なくこなされちゃったのでちょっと呆然とした。
子供の頃エレクトーンを習ってた時に聴音や視唱の訓練をしてたって話だけど・・・・

糞ぅ。。。


こういう訓練は周りに人がいないときを見計らったり、喫煙スペースに誰もいないとき
なんかにチョコチョコとやってます(なるべく小声で、聞かれないように)
音階の出せる携帯アプリにお世話になりながら。
(手元に楽器が無い状態では正解を確かめられなくて困ってたんで。)

しかし、こういう時に役立ちそうな携帯アプリってあんまり無いですね。
iPhone向けのソフトなんかは充実してるみたいだけど、普通の携帯電話向けは
ゲームばっかり。

唯一見つけられたのが、「吉田ドレミファソラシ」っていうソフトだけでした。

ただこれの難点は「ドレミファソラシ」の1オクターブしか音が出ないところなんだよね。
#や♭の音も出ないっていうシンプル設計・・・
それでも現段階の私の実力には必要十分、物凄い重宝してるんですけど。

でも、出来れば上下合せて3オクターブ、#♭もOK、2和音ぐらい出音できるような、
それでいてズボンのポケットに入れて持ち歩けるような、そんなデバイスがあれば
いいなぁ・・・
iPhone買おうかなぁ

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